「GRスーパースポーツコンセプト」公開、新トップカテゴリー挑戦車両か?

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トヨタ・ガズー・レーシングは、6月15日にル・マン24時間レースの会場において、「GRスーパースポーツコンセプト」を公開し、市販に向けた開発に着手したことを発表した。

このコンセプトカーは、ル・マン24時間レースで優勝したレーシングマシン「TS050 HYBRID」とほぼ同じ主要パーツで構成されたコンセプトカー。実戦で鍛えられたV6ツインターボチャージャーや、トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)を搭載。パワーユニットは、高効率のEVシステムと、希薄燃焼エンジンの組み合わせにより、次世代のスーパースポーツカーを目指している。

そして、これは同日、ル・マン24時間を運営するフランス西部自動車クラブ(ACO)が発表した、2020-2021年に導入される『新トップカテゴリー』の概要とリンクしている。

「GRスーパースポーツコンセプト」新トップカテゴリーの特徴

発表された新トップカテゴリーで特徴的なのは、各自動車メーカーの個性を重視したデザインコンセプトだ。この“ハイパーカー”コンセプトは、GTカーのブランドデザインを保つために空力開発が可能な部分を削減し、空力テストを含むホモロゲーションの取得が必要となっている。さらに、コクピットのスペース拡大やルーフラインの設定、ウインドスクリーンの拡大などが現行のLMP1とはまったく異なるものになり、「GRスーパースポーツコンセプト」のような車両になるはずなのだ。

また、パワートレインについては、エンジンの気筒数、ターボ、などは自由だが、性能のターゲットが定められ、ハイブリッドシステムはフロントに搭載され、システムはFIAとACOによってホモロゲーションされ、プライベーターに対しても、最低供給台数や性能、そしてコストについても規制される。

この新しいルールには多くのメーカーが注目し、これまで以上のメーカーが参加しそうだが、トヨタが「GRスーパースポーツコンセプト」をベースとした車両で、参戦するのは間違いないはずである。

参照元:motori1

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