マセラティ史上もっともパワフルなエンジンを搭載
マセラティは、第25回グッドウッドフェスティバルオブ スピード2018においてニューレヴァンテGTSを初公開した。マセラティ史上もっともパワフルなエンジンに数えられる3.8リッターV8ツインターボエンジンを搭載するこのSUVは、既存のV8ユニットをさらにリチューンすることで、最高出力は550ps/6,250rpmに達するとともに、2,500〜5,000rpmの幅広い回転域で730Nmという驚異的な最大トルクを発揮し続けることが出来る。
この3.9kg/psのパワーウェイトレシオにより、ニューレヴァンテGTSは、静止状態からわずか4.2秒後に100km/hに到達し、最高速度は292km/h。ハイエンドSUVの皮を被ったモダンスーパーカーという表現が最適なモデルだ。
そして、レヴァンテのシャーシは、驚異的な剛性レベルを達成しつつ、低重心化を実現し、フロントおよびリヤアクスル間の重量配分は他のマセラティモデル同様に理想的な50:50に設定され、シャーシはGTS専用にチューンされており、V8ツインターボの強力なパワーを完全にコントロールしながらも、グランドツアラーに欠かせない長距離走行時の快適性やアクティブセーフティに一切の妥協を図ることなく、爽快なドライビングプレジャーを提供している。
また、ニュー レヴァンテGTSのESPには、車両統合制御システム(IVC) が採用され、従来のエレクトロニックスタビリティプログラム(ESP) とは異なり、 “ドライバーのミス” を修正するだけでなく、車両のコントロール性の維持に貢献する。
スポーツ性とエレガンスを両立させるスタイリング
ニューレヴァンテGTSのスタイリングでは、特にフロントフェイス下部とリヤバンパーデザインが見直された結果、よりスポーティさとエレガンスが際立っている。さらにインテリアでは、プレミアム レザーを標準装備するとともに、フルグレーンピエノ フィオーレナチュラルレザーをオプション設定し、スポーツペダルや14スピーカー仕様のハーマンカードンオーディオシステムも採用している。
ニュー レヴァンテGTSの開発は、2016年夏に開始され、トリノにあるミラフィオーリ工場で2018年5月から生産が始まっている。