「ランボルギーニLM002」は、元々アメリカ「MTI」の依頼でランボルギーニが製作した、アメリカ軍向け高機動車のプロトタイプが起源だ。その後1977 ジュネーブモーターショーで「チーター」と言う名のコンセプトとして発表されたクルマです。
軍用車にランボルギーニのV12を載せるという発想
ランボルギーニLM002は、当初クライスラー製エンジンを横置きでリアミッドシップに搭載していたが、軍用としての計画は挫折し、高級SUV、エキゾチックカー路線へ変更。
ランボルギーニ製V12エンジンをフロントに移動、縦置きとした「LM002」へと生まれ変わり、1986年に市販が開始された。その生産台数はわずか301台である。このような歴史は、一部の愛好家の間では神話として語り継がれ、クルマの価値、すなわち価格を釣り上げることになる。
この手の話題はやっぱりこうなる、オークションだ。
「ランボルギーニLM002」はそうしてオークションという舞台に、多くの札束を要求する、獰猛な姿を私たちの目の前に再び現わすのです。手にするのは誰か、恐らくまっとうな働き者の人々ではなく、「これはお買い得なファミリーカーだ」とダークサイドの人たちではないでしょうか。似合いそうだし。
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