サンディスクと言えばSDカードですが、そのサンディスクが今月発表したSDカードはなんとなんと!1TB(テラバイト)というから驚きです。筆者のノートパソコンのストレージを軽く鼻であしらっちゃうレベルの大容量です。
サンディスクを傘下に置くウェスタン・デジタル社は、テクノロジーの限界に挑み続けたいと語っていましたが、遂に1TBの世界に足を踏み入れることになりました。
20万曲の音楽、30万の画像を保存できるメガ容量
一般的に使用されている外付けハードディスクの容量が1TB~2TBなので、小さなSDカードで1TBはスゴイの一言ですね。
1TBでいったいどのくらい活躍してくれるのか、さくっとまとめてみました。
・およそ1万7,000時間の音楽ファイル
・およそ1,000時間の動画ファイル
・およそ30万枚の画像ファイル
・およそ500時間の映画
まとめてはみたものの、これだけスゴイんだぞ!とはっきりとしたイメージはやっぱり湧くわけないぐらいの大容量です。
プロ・アマのカメラマンはもちろん、4K撮影(いずれは8Kも)、そして360度撮影やVRコンテンツ撮影も一般的になってきている今、多くの人による大容量メモリーカードの需要は高いはず。
今回発表されたサンディスクの1TBのSDカードは、今のところまだプロトタイプなのですが、可能性は無限です。512GBのSDカードがおよそ300ドルなので、1TBのSDカードの価格は決して安くはないと思われますが、カメラに挿したままにしておけるとか、これ1枚ですべてのデータを保存できるとか、その値段の価値は十分にありそうです。
サンディスクは16年前に同社初の64MBのSDカードを発表したのですが、当時は64MBでも皆がおおっ!と唸ったものでした。1TB=1,000,000メガバイトなので、時代とテクノロジーの進化を感じずにはいられません。今後もいったいどんな新しいテクノロジーが誕生するのか、ますます目が離せませんね。
参照元:Por Homme