10月のパリ・モーターショーでデビューする予定の「2016メルセデスAMG GT(Mercedes AMG GT)」の詳細が明らかにされつつある。190の名で開発されたモデルは、現行「SLS」に代わるもので、新たに「GT」の名が与えられる。
扱いやすさを考慮したモデルに。
「AMG GT」のエクステリアは、アルミニウムとコンポジット・カウル製の劇的なまでの見事な曲線と、ロング・ノーズ、ショート・デッキで、「SLS」同様に自動でせりあがるリアウイングも装備されているが、
日常での使い勝手をも考慮したハッチバックスタイルを採用し、ドアもガルウイングではなく、一般的な前ヒンジタイプになっている。ボディサイズは全長4,640mm、全幅1,940mm、全高1,260mmとなっている。ロードスターはなく、クーペボディのみ用意される。
気になる「AMG GT」スペック面は、4.0LV型8気筒456馬力エンジンと500馬力オーバーのツインターボが設定されそうだ。これは価格面のライバルとみられる「ポルシェ911ターボ」とほぼ同水準になる。
「ポルシェ911ターボ」か「メルセデスAMG GT」か悩ましいところだ。
その価格は£100,000(約1,590万円)で、ポルシェ911ターボが性能的にも価格的にもそのターゲットとなる。どちらにしようか悩む方は、10月のパリ・モーターショーまで今しばらく辛抱しよう。
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