ヨガやランニングマシーン、その他のエクササイズを行う前に始めることはなんですか?大抵の人は準備体操、ヨガのマットを敷く、良いランニングマシーンを探すということを答えるかもしれませんが、もっと大切なことがあります。
それは「エクササイズで必要なエネルギーを補充しておく」ことです。エクササイズ前にエネルギーを補充していないと以下のようなことが起こります。
スポーツ栄養士の Deborah Levy氏は「空腹の状態で運動することによって体重が減ったり、パフォーマンスがよくなるということは都市伝説に過ぎません。
エネルギーがない状態で運動することによってどのようなことが起こるかというと、血糖値が下がる、体が不安定な状態になる、めまいが起こる、そしてひどい場合には失神が起きることもあります。」と語っています。
「体を動かすにはエネルギーが必要です。特にエクササイズのパフォーマンスを高めるためには糖分が必要不可欠。運動開始前2時間以内に十分な食事をとっていれば、運動しても問題ないでしょう。
しかし、もし食事が取れなかった場合には運動を始める30~45分の間に75% の炭水化物と 25% のタンパク質、つまりは150から200カロリーの軽食を取れば大丈夫です。」とマンハッタンでジムやヨガを経営している栄養士のSharon Richter氏は語っています。
エクササイズ前に食べると効果が上がる食品とは?
それでは、どのような軽食を取ることが一番効率良いのか、6つの例をご用意致しましたので、ご紹介します。まずは3つの紹介です。
1.アーモンド&アプリコットスナックバー
色んな種類のフルーツバーでも大丈夫ですが、特にアプリコットには運動中に必要な電解質を蓄えており、さらにカリウムが非常に豊富なのでアプリコットを選ぶのがベストでしょう。
2.ビーツ、もしくはビーツジュース
ビーツは食べる血液と言われているくらい鉄分も豊富で、さらに筋肉の能力を向上させるというデータも発表されています。
3.バナナと20個のピスタチオ
バナナは多くのアスリートのキッチンにありますが、これが手頃に食べられるからという理由ではなく、バナナはスポーツドリンクのようにエネルギーを供給し、運動後の炎症を軽減するということが、PLoS ONEに書かれています。
さらにピスタチオは血糖値をより長く安定させる効果があるとカナダの研究より発表されています。
後編ではさらに3つのエクササイズ前に食べると効果が上がる食品を紹介します。