イタリア発のピザですが、今や世界中で食べられていますね。クラストにたっぷりのソースと具、そしてどばっとチーズをかけたアツアツ出来立てのピザ。う~ん、たまりません!
そのピザについての8つのトリビア(主にアメリカでのトリビア)をご紹介します。知っていてもちょっとしたネタになるってことくらいで、どうってことはないのですが、「ピザのトリビア」と聞くと食べたく知りたくなりますよね。
1. なかなか古いピザの歴史
ベーシックな小麦粉をねって焼いたものをピザと呼ぶのであれば、古代エジプトのパン状のものがイタリアに伝えられたのでは、との説などがあります。
イタリア初のピザ屋は1803年に、アメリカ初のピザ屋は1905年に、そして日本初のピザ屋は1940年代に登場しました。
ニューヨークで、ストリートフードの類としてスライスしてあるピザを1つから買えるようになったのは、1933年からだとか。アメリカではその後、現在に至るまで、スライスごとに買うタイプのピザが主流に。
2. スーパーボウルの日は440万枚のピザが配達
アメリカでスーパーボウル(アメフトの決勝試合)の日と言えば、1年で最も盛り上がる日と言っても過言ではないくらい。国民の多くがテレビにかじりつき、ひいきのチームを応援するのですが、この日、ピザはマストアイテム。2012年のスーパーボウルの日、アメリカでは合計440万枚ものピザが配達されたそうです。
3. オーダーシステムは電話からオンラインへ
まだ遠くない昔、ピザ屋に電話してピザをオーダーしていました。それが今ではオーダーはすべてオンラインでできてしまいます。さらに、オーダーしてからの経過もオンラインで見ることができるので、今オーブンでこんがり焼かれているんだな、今バイクに積まれてるからあと10分もすれば食べられるぞ、などとリアルタイムでピザの状態や居場所が分かるようになりました。アメリカのドミノ・ピザでは、オンラインオーダーをモニターするスタッフだけでも50名も雇っているそう。
4. 世界最大のピザはなんと直径40メートル!
一度でいいからどでかいピザを永遠に食べ続けたい。イタリアで多くの人のそんな願いが叶えられました。2012年にイタリア人による直径40メートルのピザがギネス認定されました。
9トンの小麦粉、4トンものソース、9トンものチーズが使われた超超超特大ピザは5000個以上に分けて2日間かけて焼き上げられたのだとか。グルテンフリーということでも話題に。
このピザがギネス認定されるまでは、南アフリカで作られたピザが世界最大だったそうです。37メートルと、これも相当大きなピザですね。
5. 世界最長のピザもイタリア発
2015年にイタリアで作られたマルガリータピザは、なんと全長1.6キロメートル!80人のピザ職人によって作られ、このピザを置くのに800ものテーブルが必要だったそうです。一般的な競技場のコース(400メートル)のじつに4周分です!
6. アメリカ人の9割以上が1か月に最低1回はピザを食す
さすがピザ大国のアメリカです。アメリカでは93パーセントもの人がひと月に「最低でも」1回はピザを食べているそうです。
そして、25歳から44歳までのアメリカ人は、毎年平均して3.4~5.3パーセントの割合で体重が増加しているのだとか。
ピザとの関係は・・・おそらくあるでしょうね。
7. お国柄が出るピザの具やフレイバー
日本では照り焼きピザやたらこピザ、おもちがのったピザなどがありますが、国よって様々な具やフレイバーが用意されています。
アメリカでは、州によってピザのスタイルが変わるようで、薄めのクラストにシンプルなトマトとチーズがのったニューヨークスタイル・ピザ、四角いデトロイトスタイル・ピザ、高さのあるシカゴ・ディープディッシュ・パンピザなどといったバリエーションが楽しめるようです。
8. アメリカのレストランで最も多くオーダーされるのはピザ!
アメリカのレストランで客がオーダーする料理の中で最も人気があるのは断然ピザだそうです。ほぼ20パーセントの客がピザをオーダーするのだというから驚きです。アメリカのレストランでのピザの年間売上総額はなんと400億米ドル!
アメリカにおけるピザの経済効果は目を見張るものがありますね。アメリカのあちらこちらにピザ屋があるのもうなずけます。
なんだかもうこれらのトリビアを書いているだけでお腹がすくどころかお腹いっぱいになってきました。ピザはたま~に食べるから美味しい、と思うのは筆者だけでしょうか。
参照元:Modern Man