職場における昼休みの会話
部下A「君の家って、お墓はどこにあるの?」
部下B「またいきなりなんだよ。唐突な質問にも程度ってものがあるよ。しかも、職場の昼休みにする話題かよ」
部下A「まーまー」
部下B「うーん。僕の実家は都内だから、墓も都内にあるよ」
部下A「へー、そうなんだ」
部下B「それだけかよ。もう少し反応しろよ。何の意味があって質問したんだよ」
部下A「いや、このサイトを見てね。死んだ後は、僕の骨ってどうなるんだろうとか思ってね」
部下B「これは散骨の画像だね。アメリカのMesoloft社が提供しているサービスだ。死者を火葬して、その焼骨を気球でもって上空22kmの大気圏まで運んで、そこから撒くわけだね。世界中に骨が舞い降りる。ダイナミックな葬送だね。その様子をビデオ撮影してくれるわけだ。
費用30万円。高いのか安いのか見当がつかないね。君は自分も大気圏から散骨してもらおうなんて考えているわけかい?」
ビッグな男だからこそ上空からの散骨で葬送!?
部下A「偉大なる指導者やビッグスターは、散骨の方法によって葬送されているからね。僕も世界を股にかけるビッグなビジネスマンになった暁には、Mesoloft社に上空からの散骨を依頼するのも一つの選択肢かなと思ってね」
部下B「ビッグね・・・」
上司「散骨については賛否両論あるんだ。遺族の所有地に故人の焼骨を散骨して、近隣住民とトラブルになった例もあるようだ。そもそも墓地、埋葬等に関する法律という法律があって、法的に許されるのかどうかも、意見が分かれるみたいだね」
部下A「火葬して残った骨といっても遺体の一部であることには変わらないわけで、遺族にとっては故人の魂そのものが宿っている大切なものかもしれないけど、他人にとっては気持ちのいいものではないと思いますね」
上司「まあ君がビッグになるまでには法的に解決されているだろうから、遠慮しないで仕事に励んでほしいものだね」
参照元:Mesoloft