日々の生活のなかで大きな時間のウエイトを占める移動、特に郊外から都会の会社に通勤している人は片道2時間以上なんて人もめずらしくはないと思う。僕も実際学生の頃2時間の通学を経験した事もある。
しかしひとえに移動といえ手段はいろいろだ、電車やバスの公共機関、自家用車、オートバイ、自転車などなど、その土地にあった移動手段が存在する。そこで今記事では世界のユニークで見ているだけでわくわくしてしまう移動手段10選をご紹介したい。
Underground Funicular, Turkey
トルコに存在する世界で2番目に古い地下鉄「テュネル」、60メートルの高低差を行き来きするケーブルカー、ユーラシア大陸では初の地下鉄で1875年に開通、以前は蒸気を動力源としていたが1910年に電気化になった、運賃は片道0.9トルコリラらしいのだが日本円では一体いくらなのか???
レトロな見た目がかわいらしい テュネル、日本の鉄道マニアにはたまらない!?・・・かもしれない。
Totora Boat, Peru
ペルーのチカカ湖に藁のようなトララという植物を編んで作ったウロス島という場所があり、全てが藁で出来ているおとぎばなしのような光景で観光客もたくさん来るこの場所で島民の交通の足となる船もなんと藁で出来ているのだ。
悪魔を追い払うおまじないの為に龍の形をしているらしいのだが藁で沈没しないこの船を作ってしまう現地の人の技術に関心してしまう、藁の船なんてなんだかほんとにおとぎばなしに出てきそうだ。
Mikrolet in Manado, Indonesia
インドネシアの市民の足ミクロレットと呼ばれる乗り合いバスだ、システムとしては乗りたい場所で待ち手を上げると、席が空いていれば乗せてくれるらしい。その辺は日本のタクシーと一緒。しかし座席が一杯の時は乗客は車外のとってにしがみついての走行になるとの事。
座席は女性子供優先らしく、満席の際は男性は外らしい。マナーがいいんだか悪いんだか分からないが夜は音楽をかけネオンをつけて日本でいうヤンキー仕様になるところがまた可愛らしい。
Amfibus, The Netherlands
風車と水路の国オランダに昔のマンガの世界から飛び出して来たようなワクワクする乗り物をご紹介したい。
観光ツアーの定期船として運行しているロッテルダムに登場したスプラッシュツアーズだ!写真を見て頂ければ説明は不要かもしれないが映画007に出てくるような水陸両用のバス1時間程のツアーでは、ロッテルダム市内を回った後にそのまま港のスロープからマース川に着水する。
料金はおとな19.50ユーロとの事、普通のバスツアーに飽きてしまった旅慣れた人にも楽しめるユーモアなスプラッシュツアー。
Bamboo train, Cambodia
南米のコロンビアからの紹介はBamboo Train、その名の通り竹列車だ。素材は竹かは不明だが木製のなにかを組み合わせて作った板にエンジンを載せ突っ走るというシンプルそのものの乗り物。
写真の通り外壁などはなく、そして以外と最高速度は48キロと軽く恐怖を感じる速度が出るとの事で、帽子やサンダルなどが飛んで行かないか注意が必要。現地には地元の人が乗る用と観光用があるらしい。
おもしろいのが路線が1本しかなく、両側からBamboo Trainが来た場合荷物や乗客が少ない方が線路の外に避難するというルールらしい。このBamboo Train、近年の交通機関の進歩により廃止の危機らしく、興味がある人はお早めにコロンビアにどうぞ。
Toboggan in Madeira, Portugal
ヨーロッパの美しい国からは「トボガン」という木製の籠のような乗り物。仕組みは大人が2人乗れるくらいの籠にスキーなどで使うソリの足を付けたような乗り物。
これを小高い丘の上から人力だけで滑走してくるらしい・・・車輪は!?ハンドルは!?ブレーキは!?っとなんだか色々突っ込みを入れたくなってしまうが、元々は一家の主人が奥さんや娘さんを乗せて丘の下までの町まで送る手段だったそう。
それにしたってもうちょっと安全に送ってあげなさいよ!っと思ってしまうトボガンではあるが現在は観光用に残され町の中をあいかわらず滑走しているとの事。
Sauna boat, Sweden
レジャーとサウナをこよなく愛するフィンランドの人々にはぴったりの家、その名もサウナハウス!湖にプカプカ浮かび、設備としてはサウナと数人が寝れるスペース、BBQテラスなどなど、サウナの必需品といえば水風呂もある。
じゃあ湖にサウナがあれば一石二鳥だね!なんていう会話があったかは知らないが週末を目一杯楽しむには最高の施設なのは間違いない。
Outdoor escalator in Medellín, Colombia
かつては殺人や麻薬売買などで世界で1番危険と言われていた都市コロンビアのメデリン。しかし2013年「世界でもっとも革新的な都市」という名誉あるコンテストで見事1位を獲得した。
かつては貧困層が住む地区と市街地が分断されていたのだが、ケーブルカーや屋外エレベーターを設置する事で貧困層の人々が街に行きやすくなり仕事を獲る事ができた。
またデザイン性が高く、観光資源にもなるような美術館、図書館をスラム街に建設し、雇用を生み出し無料開放する事でコミュニケーションの場と勉強が出来る環境を作りあげた。
デザイン性の高い建築物で街を変える事ができる!っと世界に示したメデリン、この屋外エレベーターは平和の象徴なのかもしれない。
Jeepney, The Philippines
アジア屈指の危険な街フィリピンのマニラを走りまわる乗り合いバスジープニーを紹介したい。
元々は第二次世界大戦後のフィリピンに駐留していた米軍のジープを引き取り、オーナーそれぞれがデコレーションして乗り合いバスにとして使用した事が始まりらしのだが、現在はマニラだけで約5万台、国内全土だと35万台も走っているというのだから驚き。
まるで日本のデコトラを小さくしたような見た目のジープニーだがオレの愛車だぜ!見てくれ!という心意気はデコトラ野郎と一緒なのかもしれない。危険なイメージがつきまとうマニラなのだが、観光で一度足を運び自分好みのジープニーを見つけて乗ってみるなんていうのも楽しいかもしれない。
Basket Boat in Vietnam
最後はベトナムからの紹介、バスケットボート、早い話が籠船だ。
市民の足や漁などで使用されているらしいのだが、なんとも海が荒れている時などには乗船を拒否したくなる頼りない見た目。しかしちゃんと防水にはなっているようで、当たり前なのだがしっかりと水に浮く、あとは操船者の技術があれば大丈夫だろう。
日本でも似たような船に乗る祭りなどをテレビで見ることもあるが、女子アナウンサーなどがチャレンジしてひっくり返るという定番のアイテム。観光で訪れた際は転覆覚悟で自分のバランス感覚を試してみるのも良いかもしれない。
参照元:Lifehack