1月9日まで米国で開催されたの「国際家電ショー CES2015」で、1月4日、インテル社のCEOブライアン・クルザニッチが、「3億ドルの社費をかけて社内のセクハラと人種的不平等を無くす」と宣言した。
上級管理職から郵便室係まで
クルザニッチ氏は、この宣言の際に、「上級管理職から社内の郵便室係まで」という表現を用いて、立場の上下を問わずすべての社員間でハラスメントと差別を一掃することを強調した。また、2020年までにそれを達成することを表明した。
白人男性優位のインテル社内で、それが可能か?
インテルの10万人以上の社員のうち、半数以上が白人男性だ。また、15名いる同社のトップエグゼクティブの中に、女性は2名しかいない。このように白人男性が優位といえる社内で、果たして本当にハラスメントや不平等を無くせるのかどうか。それは疑問視されている。
近年頻発する、コンピュータ業界でのハラスメントが背景か
米国では、GamerGateと呼ばれる、コンピュータ関連業界人の間のセクハラや人種的なハラスメントが近年問題視されている。今回のインテル社の宣言は、そうした業界の現状を背景にしたものと考えられている。
参照元:readwrite
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