フェラーリは、2015年1月23日から25日までベルギーで開催されたブリュッセル・モーターショーの「Dream Car Exhibition」において、「F12ベルリネッタ」をベースにしたテーラーメイド仕様の特別モデル「F12ベルリネッタ・ツール・ド・フランス64」を発表しました。
モデナイエローのストライプが決め手
F12ベルリネッタ・ツール・ド・フランス64は、モデナイエローと呼ばれるラインを、エンジンフード上のトリプルレイヤークロスストライプとし採用されているのに加え、インテリアをブラック、シートをブラウンレザーにしたことでビンテージな雰囲気を再現しています。
これは、1964年の「Tour de France Automobile」に「フェラーリ250GTO」のドライバーとして参戦。レースを制したルシアン・ビアンキとジョルジュ・ベルガーに敬意を表し、当時のチームで使用されていたデザインです。
ちなみに自転車の「ツール・ド・フランス」は、この自動車レースにヒントを得て始められた競技だそうです。
残念ながら市販はされません。
F12ベルリネッタ・ツール・ド・フランス64については、ベルギーのディーラーからの依頼を受け、フェラーリとフランコルシャン・モータースによってイベントで展示された最新のテーラーメイドモデルとのことで、市販されるモデルではないようです。
モチーフとなった「フェラーリ250GTO」は、1962年から1963年にかけて36台製造され、国際マニュファクチャラーズ選手権では1962年・1963年に連続してGT-IIIクラス(排気量2L以上)のチャンピオンを獲得した名車として知られています。
参照元:Ferrari
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