傘が無くなる?これからは空気で雨を防ぐ時代

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未定 詳細なし

」という漢字は実によく出来ている。日本人ならそれが分かるはずだ。だが、この画期的な新製品が普及すれば「傘は」は「カサ」でなくなってしまうかもしれない。

生活必需品でありながら、もう何百年も根本的な仕組みが変わっていない傘。頑丈になったり軽くなったりとこれまでいろいろ工夫はされてきたが、骨組みにシートを張って濡れるのを防ぐという方法はこれまで全く進化してこなかった。

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骨組みもシートも無い傘

今、新しく発売されようとしている傘にはスチール製の骨組みもビニール製のシートも存在しない。あるのは柄の部分のみである。

この傘の名前はズバリ「Air Umbrella」。その名の通り、空気で雨粒を吹き飛ばし使用者の頭上に濡れない空間を作り上げてしまおうというものだ。有効範囲の直径は約1メートル。重さは500グラムから850グラムになる予定だという。

Air Umbrellaは現在中国のクラウドファンディングサービス Kickstarterにおいて実際の商品化のための出資が募集されている。

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「傘」は過去の物となる?

Air Umbrellaには問題点もある。一つはバッテリーの駆動時間。Air Umbrellaには大きさの違う3つのタイプが用意されているが、その中でも最も小さいAir Umbrella-aの場合、連続して10分間しか雨を防ぐことができない。これではちょっとした車の乗り降り程度にしか利用できないだろう。

また、飛ばした雨粒が周りの人に飛び散るのではないかとの懸念もある。さすがに自分だけが濡れなければ良いというわけにはいかない。このあたりが実際に普及するかどうかの大きなハードルになるだろう。

いずれにせよ、「傘カテゴリー」に大きな可能性を与える商品になることは間違いないAir Umbrella。購入した際は、是非電車に置き忘れたりしないよう注意して頂きたい。

参照元:Huffington Postkickstarter

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