この夏、Windows 10のリリースに伴って「Project Spartan」が始動する。Microsoftにとっては歴史的な変革となる。
新たなレンダリングエンジンEdgeを搭載
Edgeはモダンブラウザに特化したレンダリングエンジンで、Project Spartanの導入でMicrosoftのWebブラウザはInternet Explorer 11から大きく進化することになる。モダンWebブラウザで人気のFirefoxやChromeに追いつけ追い越せということなのだろう。
また、レイアウト、タイポグラフィ、グラフィックデザインの面で改善していくため、MicrosoftはAdobeとパートナー提携している。
Microsoft版SiriのCortanaもフィーチャー
Cortanaをデジタルアシスタントとして活用することもできる。ファイルの整理をしてもらったり、コンタクトをとってもらったり、知りたいことを検索してもらったり、あるいは暇な時に話し相手になってもらったりと、公私ともに良きパートナーとして活躍してくれる。
他にも、Webノート機能でWebページへの書き込みをし、OneDrive上で共有することもできる。
リーディング・リストは、後で読みたいWebページやコンテンツをリストに追加し、検索しやすくする機能だ。リストは手持ちの全てのデバイス間で同期化できる。
欧米では、Internet Explorerというとスピードの遅さや処理能力の低さからミーム(通常はインターネット上の面白ネタ)で小馬鹿にされているというイメージがどうも拭えないようだ。
MicrosoftはProject Spartanのリリースで、同社のブラウザについてしまった負のイメージを払拭することができるのか。それともまた新たなミームが生まれてしまうのか。そういった意味でもWindows 10のリリースが楽しみだ。
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