炭水化物、脂質と並んで三大栄養素のひとつとされるたんぱく質。筋肉をつけるために摂る栄養素だとか、摂ったら太るイメージを持つ人もいるかもしれないが、たんぱく質は心身共の健康には必須な栄養素。下記の症状が出ると、体がたんぱく質を欲しているサインかもしれない。
年を取った
年を取っても足腰を鍛えて元気でいたいなら、たんぱく質が必要。老人だって若者と同じように骨密度を増やすこともできるし、筋肉ムキムキも可能。しかし老人が若者と違う点が、たんぱく質を効果的に体内でプロセスできないことであり、その分多くのたんぱく質が必要となる。
甘いものが食べたくなる
欠乏すると肉を欲するのでは?と思いがちだが、実は甘いものが食べたくなる。理由は、たんぱく質の役割のひとつが血糖値をコントロールすることだから。
そんなときにはプロテインバーが一番元気を与えてくれるはずだが、気の向くままにキャンディーやチョコレートを頬張ってしまうと、ぶくぶくと太るばかり。
常にお腹がすいている
たんぱく質は胃を満足させてくれる。なので高たんぱく質ダイエットは、食べたいという衝動を無くしてくれる。どうしても食欲が止まらない!なんて人は、毎日の食事に20グラムのたんぱく質を加えることから始めてみよう。たんぱく質はうまく利用すると、ダイエットの強い味方になってくれる。
頭がぼ~っとする、すぐに具合が悪くなる
体にたんぱく質を入れてやると、血糖値のバランスが良くなり脳の活性化へと繋がる。炭水化物の方が直後にエネルギーを感じることができるが、たんぱく質は長期的な意味でベター。免疫システムも強化してくれるので、風邪をひきやすいなと感じたらたんぱく質の欠乏を疑ってみよう。
髪が抜ける、爪が折れやすい
たんぱく質が欠乏すると体は維持モードに入り、髪の毛や爪など生命維持に直接関係の無い部分への供給をストップさせる。抜け毛や髪のパサつきを感じたら、もっとたんぱく質が必要かも。
疲れたときには、お手軽な米やパスタなどの炭水化物にまず手が出てしまうのでは?しかし長期的に疲労回復して健康を維持したいのであれば、たんぱく質が一番。
何にしても過剰摂取は体にはよくないので、大豆製品や鮭などの良質なたんぱく質をバランスよく毎日の食生活に取り入れていくといいだろう。
参照元:TSB Mag