米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドが5月16日、デトロイトで初公開した「2016カマロ」には、ダウンサイジングされた2.0リッター直列4気筒直噴ターボが搭載されたことに話題を集めたが、トップグレードとして、6.2L・V8エンジンの「SS」が継続設定されている。
V型8気筒エンジンは455hp、バンザイ!
新型のSSは、最大出力455hp/6000rpm、最大トルク62.9kgm/4400rpmとなり、歴代の「カマロSS」で、最もパワフルなモデル。
6.2リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンは、コルベット用をベースにしながら、新開発の「トリプルY型」エグゾーストマニホールドなど、部品のおよそ20%を新型カマロ用に新設計しているという。
最も低燃費な「カマロ」より最もパワフルな「カマロ」がいい
新開発の2.0リッター直列4気筒直噴ターボも優れたパフォーマンスと、低燃費を両立させたパワーユニットだが、誇張されたエンジン音がスピーカーから聞こえる仕掛けで胡麻化されても納得はしないユーザーもいるだろう。
無駄な燃料消費を防ぐ「アクティブ・フューエル・マネジメント」機構が新たに採用された3.6リッター自然吸気V型6気筒直噴エンジンという選択肢もある。
しかし、エコ・ブーストの「マスタング」よりV8の「マスタングGT」であるように、V8の「カマロSS」こそ真の「カマロ」であることは間違いない。史上最もパワフルという看板も心を揺るがせる。最も低燃費と呼ばれるよりずっと。この秋、ショールームにお目見えする予定です。
参照元:Carscoops
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