「キッチンからのお味噌汁の匂い」「キャンプ場の朝の空気」「旅先のホテルで漂うコーヒーの香り」。香りによって目が次第に醒めてくる経験は誰しもあると思う。
どうせならよい香りで毎朝目覚めたい
だが自室で目覚める場合は、香りもなにもあったもんじゃない。無機質なデジタル音にうんざりさせられる方が多い。「音で目を覚ますのではない、起こされるだけ」とは、朝アラームをセットしているほぼ全ての人が思うことではないだろうか。
だが「Sensor Wake(香る目覚まし時計)」は、セットした時間に自分の好みの香りがほんのり香ってくる。あのけたたましい音ではなく、ゆっくりと深呼吸をするような快適な目覚めだ。
アラームクロックの上部に、香りのカートリッジを差し込む。フレーバーはコーヒー、新鮮なピーチ、冬の冷たい空気、なんと現金の香りまであるそうだ。
それだけではなく今後Sensor Wakeに期待されるのは、高齢者にとってもやさしい目覚まし時計になりうる可能性である。年とともに耳が遠くなってしまうためアラーム音が聞きにくいというトラブルにも対応ができるのである。将来的に介護施設などで使用されるかもしれない。
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