サイエンス誌の発表によると、世界の海には1年間推定【800万トン】ものプラスチックのゴミが投棄されているのだとか。神秘的な海岸に、色とりどりのゴミたち。そんな海岸が世界中にはあちらこちらに。
そんなゴミを一網打尽しようと試みたのが、オランダ出身の20歳Boyan Slatさん。デルフト工科大で最優秀技術デザイン賞を受賞した彼の発想とは?
世界に先駆け!まずは対馬の海からゴミを撲滅!
2016年世界に先駆け日本の対馬に仕掛けられる海のゴミ撲滅装置は、全長2000m。もちろん世界で最大。対馬市長、ロサンゼルス市長や名高い政治家も彼の活動を支援していています。
手始めに今年8月、ハワイとカリフォルニアの間の海域3,500,000km²を探索し、太平洋のゴミ分布図を作る予定。世界初の試みです。
Boyan Slatさんの野望は太平洋すべてのゴミを取り除くこと。ブームという装置は、魚には害を与えず、海流もその装置を下を流れるようになっているとか。まさに、ゴミ処理だけを目的に設計されています。
太平洋のゴミ撲滅を目指して非営利団体【Ocean Cleanup】も設立した彼。10年間で太平洋ゴミベルトのプラスチック廃棄物(約7032万キロ)を除去することが目標です。なんとこれで全体の42%を除去することができると推定されているとか。
また、この方法だと1kgあたり約5ドルでゴミ処理が可能。従来の方法の約3%のコストで除去できるとか。経済的にも画期的な方法になるのかもしれません。
「この母なる偉大な大地、生き物全ては我々の子孫から借りている物である。私たちはそのままの形で子孫たちに引き渡さなければならない」とは、北米ネイティブの酋長チーフシアトルの言葉。
今月6月5日は【環境の日】でした。Boyan Slatさんの行動は、未来の海を変えるのかもしれませんね。
参照元:boredpanda