1947年にトレバー・ウィルキンソンによって設立されたイギリスのスポーツカーメーカー「TVR」。
独創的なスポーツカーを世に送り出してきたTVRは2004年にロシア人実業家によって買収されて以来、買収に次ぐ買収による混乱で、2006年以降一台も生産していおらず、2006年12月には経営破綻しています。
しかし、2013年には現在の投資家グループに経営権が移り、再建の動きが出ていました。そんなTVRが2017年にニューモデルを開発、さらには2020年までには合計4つのモデルを提供する予定であると発表しました。
デザインは奇才「ゴードン・マレー」
ニューモデルは、エンジニアリングをレーシングエンジンメーカーの「コスワース」、デザインをマクラーレンののデザインで知られるゴードン・マレー氏が担当するとされ、コスワースは、TVRらしいドライサンプ付のV8自然吸気エンジンを製作する予定とされています。
しかし、具体的なプランはまだ明らかにはされておらず、「2シータークーペ/コンパーチブル、リアドライブ・マニュアルトランスミッション、生産はUK」としか発表されていません。そして同車のル・マン24時間レースへの参戦計画など、実車の姿がないまま計画は進んでいるようです。
シンプルイズベスト
「スポーツカーというのは、大馬力で軽量であればそれでいい」という考えのもとに、電子制御や安全装備をもたないスポーツカーを生産した旧TVR。そのままでは現在の時代にそぐわないかも知れませんが、シンプルなスポーツカーの登場に期待しましょう。
TVRの公式サイトはこちら
参照元:CAR
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