パイナップルの歴史を皆さんご存知ですか?パイナップルの価格が一個80万した時代もあったほど、大昔にパイナップルは貴重な果実だったようです。日本には江戸時代末期にオランダ船によって運ばれたといわれ、本格的に栽培が始まったのは1930年頃です。
パイナップルは世界ではどのような存在だったのでしょうか
パイナップルは1000年以上前にブラジル南部、アルゼンチン北部、パラグアイにかけた地域で栽培されていました。
そして1493年にコロンブスの第2次探検隊が西インド諸島でパイナップルを発見。1513年には早くもスペインにもたらされ、次いで当時発見されたインド航路に乗り、たちまちアフリカ、アジアの熱帯地域へ伝わりました。
このエキゾチックなフルーツの人気は凄いものでしたが、パイナップルが成長する熱帯気候でないヨーロッパでは栽培が難しいものでした。
現在でも、果物の殆どを輸入している北ヨーロッパやイギリスですが、この南の島からの果物は、当時、珍味であり、高価なフルーツとなりました。あまりの人気に、チャールズ2世のためにイングランド初のパイナップル栽培のガラスの温室まで作られました。
需要の高さと供給の低さは反比例していく一方で、裕福な人しかパイナップルを買うことができませんでした。
しかし実際に食べるわけではなく、客人への心からのおもてなしを表現するテーブルなどのディスプレイとしておかれたり、絵画や食器、建築上のオブジェクトとして、パイナップルは豪華さと豊かさを象徴するシンボルとなりました。
さらにはパイナップルをレンタルするようになったまでです。当時パイナップル一個の価格は、なんと現在の80万円に相当したようです!!
ヨーロッパ、とくにイギリスでは建築上で使われていたので、柵や柱の上に飾られている場合が多いです。旅行の際には是非見つけてみてください。来客を迎え入れるという意味がありますよ。
参照元:mental_floss