新米の父親や母親が直面する悩みの一つが、赤ちゃんの睡眠。うまいこと眠ってくれるかどうかです。親が共に思うように寝られず、疲れ切った日々が長く続くのはよくありません。
そこで役に立つのが、スマートフォンと連動したゆりかご『スマートナニー(Smartnanny)』。お母さんが寝ている間に、「抱っこ」を再現し、家族全員をぐっすり眠りにつかせるアイテムです。
スマートナニーの使い方は以下の通りです。ゆりかごとベビーベッドを融合したような、カーテン付きのバスケットに赤ちゃんを入れます。スマホと連動するゆりかごは、やさしく上下に揺れ、落ち着かせるサウンドを流し、赤ちゃんを眠りにつかせます。
もし夜中に目覚めた時は一連の動きが自動的に再開されます。中の様子は、ゆりかごのカメラを通じ、いつでも確認可能です。
赤ちゃんのトイレ前に知らせる技術も?
機能的にはハイ&ローチェア(ラック)と似ているものの、スマホと連動することで、よりフレキシブルな使い方が可能なスマートナニーには一定の需要があるでしょう。
赤ちゃんが夜遅くにトイレをしてしまった直後、もしかしたら、トイレをしそうになる時、すぐに親に知らせる技術が一般的になる日も遠くなさそうです。
スマートナニーは店舗で販売中の商品ではなく、クラウドファンディングサイト「キックスターター(Kickstarter)」で資金調達を実施している段階。製作サイドは999ドル(約12万円)での販売を目指す一方、警鐘も鳴らしています。
「ハイテクが本物の親に取って代わることは決してなく、赤ちゃんに必要なのは親であり、ハイテクではない」という良心的なメッセージです。
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