両親、祖父母、はたまたご先祖様(?!)から受け継いだ、自分が生まれ持った人間性や性格が自分の睡眠に影響を与えていたとは!
【前編】では3つの例を取り上げました。【後編】では残り3つの例と、睡眠を改善するヒントをいくつか挙げてみたいと思います。睡眠パターンを変えたいけど、なかなか眠れなくて・・・という人はぜひご一読ください。
4. 夜型人間はリスクを恐れない冒険家!
夜型人間にも良いところはあるんです。夜型人間は何事にも挑戦するタイプで、クリエイティブ、そして認識能力が高いのだとか。
言われてみれば、成功者には夜型人間が多いかもしれません。米オバマ大統領は夜型人間で知られています。クリエイティブで常に新しいことを求め続けるIT関連大手企業のCEOらの多くが夜型人間なのも頷けますね。
5. 外交的な人ほど良質の眠りにつくことができる
外交的な人ほど質の高い睡眠を得られるとの調査結果が2014年に発表されました。良心的で同調性のある人にも同様の調査結果が見られたとか。
生活のパターンや他の要素もあると思うのですが、外交的な人は楽観的であまり物事を深く考えないイメージ(←これもあくまでも良い意味)があるのでナルホド、と思わされます。
6. 神経質な人ほど不眠症に悩まされる
神経質な人は自然と多くのストレスを抱えることに。ストレスと不眠症は切っても切れない密接な関係にあります。ストレスを感じる日々が続くと、イライラや不安につながってなかなか眠りにつけなくなります。そして、しっかり眠れないとストレスとうまく向き合うことができない、と悪循環です。
生まれ持った人間性や性格は自分でコントロールしようにもできないもの。でも人間性や性格が睡眠に与える影響は実はそれほど大きな問題ではないそうなのでご安心を。
せっかくですから、性格であれ、仕事の悩みであれ、人間関係であれ、アンバランスな生活であれ、不眠症やなかなか眠りにつけないことで悩んでいる方は、以下のアドバイスを参考に睡眠の形を改善してみてください。
・30分ほど経過しても眠れない場合は、一度ベッドから出て、少し歩いてみたり他の部屋に移動したりしてみましょう。
・室温を確かめましょう。16~20度の間が一番眠りやすい室温だそうです。
・自分にとってツマラナイことをやってみるのも手です。学生時代に大嫌いだった科目の参考書を読んでみるとすぐに眠りにつけるかも。
・電子デバイス類は眠る1時間前に片付けてしまいましょう。できれば朝のアラームはスマートフォンのアラームではなく、昔ながらのアラームクロックを使うのが良いですね。
・睡眠は脳の機能です。毎日決まった時間にベッドに入り、決まった時間に起きる。それを続けることで脳があなたの睡眠サイクルを記憶します。
同じ性格だからと言って全ての人に睡眠障害があるわけではありません。また、誰もが同じ睡眠パターンにフィットするわけではないですが、心地良い睡眠を得るためのヒントとしてぜひ上記の方法を参考にしてください。
相方がいつも眠りを妨げられているのは私の豪快なイビキだと思っていました。今回の記事を執筆して、実は相方の睡眠障害は神経質で内向的な彼の性格が原因だということが分かりホッとしました。
いや確実にあなたのイビキが理由でしょ、という声が聞こえてきますが、マイペースなB型人間の私はそんな声はスルーして今日もグッスリ眠りにつけそうです。