60年代から70年代に世界のカーデザイナーがこぞって争ったデザインが、いわゆる「くさび型」。そこでWEBサイト「autovisie」による「くさび型」コンセプトカーのトップ20より、リストアップしたベスト10をご紹介しましょう。まずは10位から6位の発表です。
第10位 1968年 アルファロメオ カラボ デザイナー:マルチェロ·ガンディーニ(ベルトーネ)
数多くのコンセプトカーを生み出すアルファロメオの中でも秀逸なデザインなのがこの「カラボ」。 ウェッジシェイプのデザインと、ガルウイング(シザーウイング)ドアを初めとするガンディーニによるデザインは、のちのカウンタックへと引き継がれて世界中を驚かせた。
第9位 1971年 アルファロメオP33クーネオ デザイナー:ピニンファリーナ
究極のくさび型デザインを追及するとこうなるというモデル。当時のTVアニメに出ていそうな見事なまでのくさび造形です。
第8位 1976年 アルファロメオナバホ デザイナー:Nuccioベルトーネ(ベルトーネ)
ちなみにここまでの3モデルはいずれも「アルファロメオT33ストラダーレ」をベースにしています。「ナバホ」は速度によって変化するアクティブフロントスプリッターとリアスポイラーを持っています。それにしてもウルトラ○○警備隊的なデザインです。
第7位 1968年 BIZZARRINIマンタ デザイナー:Giorgiettoジウジアーロ(Italdesign)
1963年に設立された、Bizzarrini(ビッザリーニ)社が1968年にトリノ・モーターショーで発表したプロトタイプ車。いすゞの「ピアッツァ」のデザインなどを手掛けたイタルデザイン社として最初のクルマ。
第6位 1980年 シトロエンカリン デザイナー:トレバー·フィオーレ
A3のコピー用紙にも満たない大きさのルーフが特徴の「カリン」。くさび型というよりピラミッドという方がしっくりくるこのクルマの運転席は「マクラーレンF-1」と同じコンセプトの中央に配置。というか両脇は頭がキツイでしょう。特にフランスの方には。
いかがでしたか?見たこともないモデルや懐かしいモデルなど、「くさび型」の奥深さが理解していただけたでしょうか?引き続き【後編】の5位から1位の発表もご覧ください。
参照元:autovisie
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