尿の排泄をつかさどる神経系が何かの原因で障害されると、頻尿や尿失禁などが起こり、細菌が尿路に感染すると膀胱炎や尿道炎、 女性では尿路感染症を起こしてしまいます。
これらの病気は再発を繰り返すことが多く、とても注意が必要です。ここでは、食事療法でこの厄介な感染症と戦う方法をお教えします。
1. 無糖クランベリージュース
アルカリ性の尿は、感染を起こしやすく、結石もできやすくなります。そのようなときにクランベリージュースを飲むとアルカリ尿が酸性化することにより、尿路感染や尿路結石の予防となります。また、尿臭や尿のにごりの軽減にも効果的です。
2. ブルーベリー
ブルーベリーの青紫色の色素成分であり目にいい成分といわれているアントシアニンが含まれていますが、果物の中では抗酸化作用がトップクラスであり、視機能改善効果、活性酸素除去、腸内環境改善、尿道炎などの膀胱の感染症予防などへの効果を期待できるといわれています。
3. トウモロコシ茶
トウモロコシのひげはカリウムを多く含むために利尿剤として考られています。トウモロコシ茶を飲めば利尿効果で、尿の流れがよくなり、感染症の原因となるようなバクテリアが溜まりにくくなる環境を整えてくれると言われています。
4. ヨーグルト
尿路感染症には、普通抗生物質が処方されますが、いくつかの研究では、ヨーグルトに含まれているプロバイオティクスに高い効果があることが明らかになっています。
尿路感染症の41人の女性を対象にした研究で、抗生物質を服用した患者の41%が再感染したのに対して、プロバイオティクスを服用した患者の再感染率は21%でした。
逆に食べてはいけない物としては、体を冷やすものや、腎臓や膀胱に負担をかける食品や飲料です。特に刺激の強い香辛料を摂取する際には気を付けてください。また、血液循環を妨げる、動物性食品やミネラル不足を招く食品も避けたほうがよいでしょう。
参照元:Prevention