「プジョー205T16」オークションに登場!

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英国国営放送BBCの人気バラエティー番組「トップギア」のWebサイトからのニュースです。8月に開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンス において、大手オークション会社の「RMサザビーズ」が競売に出される名車の数々から「プジョー205T16」をピックアップして紹介しています。

「プジョー205T16」とは?

プジョー205T16はプジョーがWRC(世界ラリー選手権)参戦を目的としたラリーカー。当時の「グループB」規則により200台のロードカーを生産する義務を果たすために市販されている。

シーズンを通して出場した1985年と1986年には、マニファクチャラーズとドライバーのWタイトルを取る無敵の強さを示した最強のモンスターマシンである。

史上最強のラリーカー

見かけはコンパクトカーのプジョー205ですが、中味は全くの別物。ジャン・トッド氏がプジョーのスポーティングディレクターに就任し、当時活躍し始めた4WD機構と、旋回性能に優れたミッドシップレイアウトを採用するという思い切った手法で生まれました。

そう、この一見FFハッチバックに見えるボディに1.8Lターボエンジンがミッドシップ、つまり運転席の後ろに積まれているのです。この思い切った手法は大成功を納めて後のグループBのマシンの王道となり、史上最強のグループBマシンによるWRCとなりました。

このモンスター達によるラリーは死亡事故が多発し、ついに1987年からはランク下の「グループA」による世界選手権に変更されます。

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ロードカーの中味は

ボディは、モノコック構造とパプフレームを組み合わせたもの。そこに自社の「XU1.6L」ユニットをベースに拡大した、ターボチャージャー装備の1,775ccオールアルミ製エンジンを助手席後部側に配置 。

反対側には空冷式インタークーラー及びミッションが置かれている。ロードカーは200馬力と控えめだが、ワークスマシンは540馬力とけた外れだ。

さて、このモンスターマシンの血統を引き継ぐプジョー205T16。どんな評価を受けるでしょうか。

参照元:TopGear, RM Sotheby’s

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