仕事のモチベーションを維持し、私生活とのバランスを取るためにも大切なのが福利厚生。給与とは違い数字には現れにくい部分だが、最近では様々な会社がユニークな制度を考案し社員から好評を得ているようだ。
一体どのような福利厚生制度があるのか、それでは早速紹介していこう。
精神的に辛い時は休んでOK!失恋休暇
美容室を複数店舗経営するチカラコーポレーションでは恋に破れた社員のため「失恋休暇」という制度が存在する。接客業は笑顔が命、というわけで20代前半は1日。20代後半は2日。30代以上は3日で離婚の場合はなんとそれぞれにプラス1日となる。
年齢が上がるほど失恋のダメージはでかいということなのか…。ちなみに当然女性だけでなく男性も取得可能。実際、この失恋休暇制度を利用するのはほとんどが男性なのだそう。「女性の失恋は割りとシャレにならない」ということなのだろうか…。
山でも海でもどこでもオフィス
Yahoo!では月に二回、オフィスに出社せずに自分の好きな場所で勤務することが許されている。コアタイムの間だけ貸与されたノートパソコンを使って仕事をすればよいので、山でも海でも自分の好きな場所がデスクになってしまうというわけだ。
いつもと違う環境で仕事をすればナイスアイディアも浮かんで生産性アップするかも?しれない。
給与の額は運次第?カヤックのサイコロ給
インターネット関連企業の「カヤック」では社員がサイコロを振り、その出た目の数によって給料が決まるシステムを採用している。(固定給×サイコロの出目%+α)
あまりに運次第だとの批判もありそうだが、人が人を評価すること自体がそもそもいい加減なものだというのがカヤックの企業理念の一つでもあるようだ。もちろんサイコロに何かを仕込むようなイカサマは反則である。
他にも介護や育児のために最長6年間もの休暇を許可しているサイボウズや、環境保護グループの活動に参加できる(給与アリ)パタゴニアなど、各人のライフスタイルを最大限重視する企業が増えている。
より高い付加価値を生み出し、生産性を向上する。そのために各社ともいろいろと知恵を絞っているようだ。
参照元:GQ Japan