アイスと言ったら溶けるもの。
それが常識ですよね?
熱い真夏の炎天下、冷たいアイスをほおばるのは、至福のひと時でもありますが、早く食べないと溶けてしまう!と急いでがっつかなくてはならないため、楽しみは半減してしまいます。
アイスがもう少し長持ちしてくれたら・・・その思いを受け、今、紳士の国イギリスのあの有名大学、エジンバラ校の研究室で、溶けにくいアイスクリームが開発されようとしています。
溶けないアイスって本当にできるの?
それにしても溶けないアイスなんて本当にできるのでしょうか?
現段階では、従来のアイスの中に新しい成分、つまり脂肪分と空気、水と結合したたんぱく質を含ませることでアイスを溶けにくくし、風味を損なわないよう改良、日夜、新しいアイスクリームのレシピを試行錯誤している段階まで上り詰めているようです。
けれど、やはりなかなか難しいようでまだまだ改良の余地があるとのこと。
風味や質感を損なわずに、溶けないようにしていくのは至難の業・・・ということですね。
食品業界も注目?応用が利くかもしれない研究
この技術はアイスクリームだけでなく、チョコレートやマヨネーズなどにも応用でき、溶けたり分離したりしやすい食品をより長く保つことができるのではないかとの期待も高く、食品研究の分野でも注目されている研究の一つになっているようです。
もちろん、食品ですから永遠に溶けない、何年も保存できる、ということはありません。
けれど長持ちする、ということは、それだけでも大きな意味を持つのではないでしょうか?
発売はまだ先!未来の技術
先述したように、残念ながらこのアイスクリームはまだまだ、研究段階であり、私たち消費者の手に届くには数年は待たなければいけないようです。
しばらくは溶けやすいアイスで我慢するしかなさそうですが、このアイスが発売されるのはとても楽しみですね。
溶けないアイスは、私たちが幼いころ見たドラえもんが来た未来の世界の技術なのかもしれません。
あの頃の未来への期待感を今、感じることができるのかもしれませんね。
参照:FOX NEWS