敵国食オンリーのレストラン 政治情勢を学びながら食事を堪能

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未定 詳細なし

米国が現在確執を持つ国はいくつかあるが、それら相手国の食事だけを提供するレストランが、ペンシルバニア州ピッツバーグにある。その名もConflict Kitchen(コンフリクト・キッチン)。その面白い発想が話題を呼んでいる。

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テーマ別にガラリと模様替えするオシャレな外装

小さなテイクアウトオンリーのレストランだが、外で食べられるスペースがありデザインもなかなかオシャレ。一定期間フィーチャーする国が決まっており、現在のテーマは「キューバ」。外観デザインからキューバを意識した作りになっており、レストラン名もConflict KitchenからCocina Del Conflictoとスペイン語バージョンに変えてしまうほどのこだわり。

過去にはベネズエラ、北朝鮮、中東の郷土料理も

もちろん外装だけではなく、メニューもその国のものに変更される。現在のキューババージョンだと、ロパビエハ、エンパナーダや揚げプランテンバナナなど、ピッツバーグの街中ではあまり見られない料理が手軽な値段で楽しめるようだ。過去にフィーチャーされた国はベネズエラ、北朝鮮、イラン、パレスチナ、アフガニスタン。ウェブサイトへ行くと過去のメニューも紹介されており、北朝鮮のときは、日本人にもお馴染みのビビンパやネンミョンなどがメニューにあったようだ。

食を通してより多くの人に国際情勢の知識を

同店はただのウケ狙いのレストランというわけではなく、「誰にでも気軽に国際情勢を知ってもらおう」というしっかりとした概念がそこにある。皆が大好きな食を通しての国際交流でもあり、店頭でのディスカッションやパフォーマンスなどのイベントも頻繁に行われる。記事がテイクアウトのボックスに貼り付けてあったりと色々徹底されているので「うまそうだな」とふらっと立ち寄ったごく普通の人でも、食事を終えるころには少しでも知識が得られているということだ。

日本ではこのコンセプトはありえないかもしれないが、この活気的なアイデアはアルジャジーラやエルムンドなど、各国のメディアに取り上げられている。次にフィーチャーされる敵国はどこ?なんてよだれを垂らしながら政治的リサーチを思わず始めてしまう、食いしん坊が続出していることを望む。

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参照:LOST AT E MINOR

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