世の中には様々な恐怖症があるものです。よく耳にするのは高所恐怖症や閉所恐怖症、学校恐怖症、そして中には、ピエロ恐怖症や、現代社会ならではの圏外恐怖症なんてものも。
でもこれらはなんとなく分かる気がする恐怖症ですよね。今回ご紹介するのは、多くの人が思わず、「えっ?!」と驚き首をひねってしまう、そんな一風変わった恐怖症の数々です。
1. 道路(横断)恐怖症
道路(横断)恐怖症の人は、道路、大通り、高速道路などを渡ったり横切ったりすることが怖いのだとか。箱崎ジャンクションやロスの高速道路は絶対行っちゃだめーーーー!!!な場所ですね。
2. 料理恐怖症
料理が苦手なのではなく料理をすることが恐いのが料理恐怖症です。一人暮らしで料理恐怖症の場合は、不健康な食生活を送る可能性が高いので、家族や同居人のヘルプが必要でしょう。
3. 人形恐怖症
ホラー系の人形だけかと思いきや、普通の人形、ぬいぐるみ、マネキンやロボットも含むのだとか。おちおち買い物にも行けないですね・・・
4. 会食恐怖症
気の知れた相手との会食は楽しいものですが、ビジネス絡みやあまり知らない人との会食が苦手な人、多いのでは?そういった「ちょっと億劫だなぁ」というレベルではなく、ダイニングテーブルを囲んでの会食に「恐れおののく」人がいるんだそう。バースデーパーティーや企業パーティーなど、楽しいイベントにも参加できないつらい恐怖症です。
5. 鏡恐怖症
鏡という物体そのものが怖いのはもちろん、鏡をとおして霊的なものや違う世界とつながってしまうという恐れがある、というのが鏡恐怖症の特徴です。鏡恐怖症の人は、鏡を割ったりしないように、鏡がある場所では鏡の中をのぞきこんだりしないように、と常に注意を払っている状態だとか。
6. 悪魔恐怖症
悪魔そのものに対する恐怖心、そして悪魔を信じる人や悪魔についての話題などにも恐怖心を抱くのが悪魔恐怖症です。奇妙と言えば奇妙ですが、幽霊が怖いのと同じで(←筆者です)ホラー話なども聞きたくないという意味では共通点があり、理解できる恐怖症ではあります。
7. 姑恐怖症
初めて耳にした時、なんとも奇妙な恐怖症だなと思ったものですが、一般的な姑嫌いや姑との険悪な仲などとは比べ物にならないくらい重い症状で、最も多い解決法は、「姑との縁を切る=離婚」なのだそうです。姑に会わないといけない日や、誰かが姑の話をしている時に動悸が激しくなって頭痛が・・・もうそうなってしまうとパートナーとの話し合いだけではどうにもならないほど進行したケースなのだとか。
8. 口の中の上部分(硬口蓋)にピーナッツバターがくっつく感覚が嫌な恐怖症
日本語にすると長くて分かりにくい名前になってしまいますが、英語では、「Arachibutyrophobia」というきちんとした名称があります。欧米では皆さん、ピーナッツバターを好んでよく食べていますが、ピーナッツバターが口の中の天井部分にくっついてしまうのが怖いという人がいるようです。ピーナッツバターを食べなければ良いだけの話ではないかと思っていたのですが、どうやらこの恐怖症の場合、例えばピーナッツバターを想像しただけでも心臓バクバク、脂汗が出てくる、となにやらかなり厄介なようです。
9. 座ることに対する恐怖症
こ、これはつらい!(泣)常に立ち食い、立ち飲み、立ち勉強、立ち仕事、ということですよね・・・ と、トイレ(大)はどうするんでしょうか?!深刻なケースの場合、子供の時に受けた虐待が理由であることが多いそうです。親からのおしおきで固いものや鋭利なものの上に座らされた記憶などが体に染みついてしまったのでしょう。この場合は心のケアが必要で、非常に対処が難しい恐怖症の一つとされています。
10. 腹話術の木の人形恐怖症
ホラー映画の「ソウ」や「デッド・サイレンス」の口パクパク動かす系の人形に対する恐怖症です。筆者も人形がひどく怖いのでこの恐怖症の人の気持ちがよく分かります・・・ 子供の時、なぜ他の子どもたちが腹話術の人形を見て心をときめかしているのか理解不能でした。
確かに全体的に「マジですか?!」と聞きたくなるようなそんな奇妙で信じられない内容ではありますが、中には、「ちょっとこれあてはまるかも」的なものもあったのでは?
一般的に見れば奇妙な恐怖症とはいえ、当の本人にしたら息も絶え絶え、死線をさまよう気分になったりもする恐怖症なので、バカにしたり軽くあしらったりせず対象となるものを排除する手助けをしてあげましょう。
筆者のパートナーは料理を一切しません。もしかしたら料理恐怖症なのかもしれないので、引き続き私が料理担当班としてがんばっていきたいと思います。その代わり、私の姑恐怖症の対策法なぞを考えてもらえたら嬉しいのですが。
参照元:LISTVERSE