アクセサリーやインテリア類はもちろん、体の一部や食べ物までつくれる3Dプリンター。その可能性は無限大で、医療目的でつくられた義足などは大変有名ですが、3Dプリント技術を用いて本物の心臓をつくる研究も続けられているというから驚きですね。
そして面白い製品も続々登場していますが、今回は楽しくかっこよく、そして役に立つ(たぶん)防具が出現しましたよ。
そのフォルムは・・・もしやサソリ?いえいえ、れっきとした猫です
Jwall氏が日々考え付いたアイディアを3Dプリント技術を用いて形にしているPrint That Thingが、外猫用のアーマー(防具)をつくっちゃいました。
猫の骨格に合わせて設計されているので、アーマーといってもガチガチの動きが制限されるものではなく、自由に動けるのだとか。背中からしっぽにかけてとげとげとした突起がついていて、しっぽ部分の見た目はまるでサソリの尾のよう。犬や他の猫、鳥などを寄せ付けないデザインになっていますよ。
3Dプリントに使えるデジタルデザインのファイルを共有できるウェブサイト「Thingiverse」に登場すると、瞬く間に話題となり、多くの人がファイルをダウンロードし、実際につくった人も。仕上がりも非常に満足のいくものらしく、使う素材によっては本物のアーマーとしても使えそうなほど頑丈なのだとか。
使う素材とプリント後の加工次第で自分(猫様)好みのアーマーに
自分の猫にぴったりあった色や質感に仕上げるなら、プリント後の加工がしやすいABSフィラメントを使うと良い、とはあるユーザのコメント。光り輝く黄金のアーマーでゴールドクロス風(分かる人には分かりますね)、赤黒く光るサソリ風、スタッズをつけてパンク風、アイアンマン風、古代ローマ軍の渋い鎧風など、いろんなバージョンをつくりたくなります。
のんびり&ぐーたらな猫がこれを装備すると一気にレベルアップ。見た目だけでもバトルキャットを目指せるかも!
こんなものがのそのそと歩いていたら、もうなんというか、かっこいいとか強そうというよりも、とにかく「かわいい」ですよね。
筆者は、犬猫に洋服を着せたりアクセサリーをつけたりするのはあまり気がすすまないのですが、このアーマーは、コレクションとして置いておきたいなと思うほどかっこいい出来です。