フォルクスワーゲンは3月上旬、新型レーシングカー、「ゴルフGTI TCR」を発表しました。
このレーシングカーは、2015年春に開始された新たな国際ツーリングカーレース、「TCR」のレギュレーションに沿って、VWモータースポーツが開発し、「ゴルフGTI」のデビュー40周年に合わせて2016年シーズン用に計20台が生産される予定で、3月中旬から、各チームへの供給されています。ベースは「ゴルフR」
ベースとなったのは、ゴルフの5ドアハッチバック。18インチのワイドタイヤを装着するために、400mmも拡大された前後のフェンダーが大迫力です。前後のバンパーも専用のデザインとなっており、カーボンファイバー製の大型リアスポイラーが装着されます。
パワーユニットはゴルフのホットモデル「ゴルフR」用がベースの直噴2.0L直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンで、最大出力330ps、最大トルク41.8kgmまで引き上げられています。
室内には、ロールケージ、頭部保護機能付きのバケットシートなどを装備。燃料タンクは、FIA(国際自動車連盟)の安全基準に適合しています。
TCRシリーズとは
このTCRシリーズは、今季から創設されたもので、WTCC世界ツーリングカー選手権で使用されているTC1に続くカテゴリーとして、F1のサポートレースとして数戦が開催されるほか、GTアジアとともに「TCRアジアシリーズ」も創設。性能調整によって世界中のツーリングカーが参加できる仕組みで、他にはセアト、シビックなどが参戦予定です。
参照元:Response
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