外出先から戻ったら手洗いとうがいをして、ばい菌・雑菌駆除は当たり前!でも、それで安心していてはダメなんです。実はあなたの家の中にも、ばい菌君・雑菌さんたちがうじゃうじゃ潜んでいるんです。
知らなかった!!!とならないように、家の中にある汚いものと、それらを掃除する方法をしっかりと覚えておきましょう。
1. 歯ブラシスタンド
常に綺麗にしているところだからこれはナイと思っていた人、多いのでは?洗面台とトイレ、お風呂が別々のところが多い日本では少ないのかもしれませんが、歯磨きセットをトイレやバスルーム内に置いている人は特に要注意です。歯ブラシをしっかり洗っていても、歯ブラシスタンドをまめに洗っている人は少ないのだとか。歯ブラシスタンドには、カビ、イースト菌、そして嫌~な臭いの原因となるブドウ球菌が。2日から3日に一度は熱いお湯と石鹸で歯ブラシスタンドをしっかり洗いましょう。
2. バスマット
お風呂やシャワーから出てきて濡れた足で踏みつけるバスマットをきちんと毎回乾かしている人、ハンガーなどにかけている人、はたしてどのくらいいるでしょうか?そのままにしておくと、カビやバクテリアがすぐに繁殖してしまいます。
使用後は毎回バスルームや洗面所のタオル掛けにバスマットをかけておきましょう。重曹を振りかけておいて、30分から1時間後に掃除機で吸い取るという方法も効果的です。
3. キッチンシンク(生ごみコーナー)
キッチンシンクって、実は一般家庭のトイレよりも汚い場所と言われているんです。生肉や生魚をさばいたあときちんと掃除しなかったり、使用済みのお皿などを置きっぱなしにしておいたり。特に、生ごみコーナーや、ゴム製のゴミストッパーがあるキッチンシンクには、様々な種類の菌が繁殖するので気をつけましょう。
水と石鹸では対処しきれないのがこれらの菌。週に最低でも一度、歯ブラシをレモンの搾り汁と酢を混ぜたものに浸したら、ゴミストッパーやシンク全体をゴシゴシ綺麗に掃除します。仕上げに水でしっかり汚れを流しておきましょう。
4. 冷蔵庫のドアパッキン
定期的に冷蔵庫の中の掃除をしているからといって油断はできません。なんと、ドアパッキンにもカビが繁殖しやすいんです。ホワイトビネガー(酢)と水を1:1の割合で混ぜ、スプレーボトルに入れます。パッキンの隙間にしっかり液を吹きかけ、5分ほどそのまま放置します。後はきれいなタオルでパッキン全体を拭きましょう。濡れていたりしめったりしている部分がなくなるようにしっかりふき取りましょう。
5. 玄関外のドアマット
今ではドアマットもおしゃれなものが増えて、「WELCOME」と書かれたものや、かわいいイラストが描かれたものも。私の家のドアマットはおしゃれなものだし汚くない!自分の靴は毎日きれいにしてるから汚くない!そうは言っても、外出先で何を踏んづけているのか分かったものではありません。家に入る前に靴底の汚れを落とすためのドアマットですから、いろんなものが付着しています。まず、ドアマットをはたいて、余分な汚れを落としておきましょう。マットの表と裏に掃除機をかけたら重曹をふりかけておきます。きれいになったドアマットを敷く前に、ドア付近もきれいに掃除しておきましょう。
6. 携帯電話
最近では、プライベートだけではなく、ビジネスの重要なツールでもある携帯電話、常に手元に置いていたりポケットに入れていてすぐに使えるようにしている人、多いのでは?だからこそ気をつけたいのが、携帯電話の取り扱いです。ブドウ球菌やサルモネラ菌がウヨウヨ繁殖するのにぴったりなのが携帯電話なんです。そして、大切な携帯電話を守るため、ケースを使用している人も多いのですが、これは、多くの菌が繁殖しやすい環境を自ずとつくってしまっているんです。爪楊枝を使って、携帯電話の隙間やくぼみなどにたまった汚れをかきだしましょう。そして、できれば毎日、専用のクリーナーをタオルにとって、携帯電話をしっかりと拭きます。完全に乾いてからケースをつけましょう。
7. ペットのおもちゃ
犬や猫を飼っている人は、ペット用のおもちゃが少なくとも2つ3つ、家の中に転がっていることでしょう。このおもちゃが曲者なんです。犬や猫が噛んだり舐めたりするおもちゃですから、そのまま放っておくと、様々なばい菌・雑菌の住み家になってしまいます。赤ちゃんの服の洗浄にも使える優しい自然洗剤を使って、洗濯機で洗うのがベストです。高温(90度)洗浄ができる洗濯機ならその効果は抜群です。乾燥機をかけられるものは乾燥機をかけるとなお良いでしょう。仕上げはしっかりと日光にあてて、完全に乾くまで待ちます。ゴム製または硬いおもちゃは、水と蒸留酢を1:1の割合で混ぜたものに浸して、タオルを使ってきれいに洗ったら、水で洗い流してしっかり乾燥させます。
家の中でばい菌などが多い場所というと、トイレやお風呂を一番に思い浮かべてしまいますよね。掃除のときもこれらの場所だけに集中してしまいがちです。でも、見落としがちなところほど実はバクテリアやばい菌の繁殖率がより高いんです。特に、携帯電話は1日中使うものだけに、日々の手入れや掃除を習慣づけたいですね。
参照元:Prevention