シャーペンという略称が広く浸透しているシャープペンシル。日本での使用率は非常に高く、学生から会社員、アーティストやエンジニアまで、幅広い層に長く愛され続けています。
シャーペンの芯詰まりやボディの破損、そしてデザインに飽きたからという理由でシャーペンを買い替える人は多く、製図にシャーペンを使うプロの設計士などを除いては、シャーペン1本を大切に何年も使う人はあまりいません。
英国のデザイナーNicholas Hemingway氏は、一般の人にも長く一生使ってもらえるようなシャーペンをとの思いから、自らシャーペンをデザインし、1本1本手作りで仕上げてきました。
シンプルで飽きのこないデザインで、いつも、いつまでも持っていたい1本
Hemingway氏は、祖父、そして祖父の祖父が大切にしていたツールボックスを受け継いだそうですが、それらの中には、年季の入った製図用の鉛筆が入っていました。100年以上の歴史を刻んだ鉛筆を見てHemingway氏は、今では誰も長く大切に鉛筆を使わないことを悲しく思ったようです。そして彼は、皆がずーっと持っていたいと思うようなシャーペンをデザインしようと思い立ったのだとか。
出来上がったのは、アルミニウム、真鍮、ステンレススチール、スターリングシルバー(銀合金)、チタニウムを使った、シンプルシックな胴軸をもつシャーペン。口金部分は異なる素材のものと組み合わせることができます。
手作りならではのこだわりのデザイン・繊細さ
胴軸部分はスリムで指に負担がかからず、見た目にもすっきり。芯の太さも、0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mmの4種が用意されているので、用途に応じて使い分けができます。
1本54.99ポンド(およそ8,000円)からと、手が届く価格設定となっています。一生ものなのでより良質なものをという人は、スターリングシルバーのものがおすすめです(1本264.99ポンド、およそ3万8,000円)。
手作りで1本1本丁寧に時間をかけて仕上げられるため、商品によっては発送までには多少時間がかかるようですが、一生を共にするパートナーとなるシャーペンです。待つ価値は十分にあるのではないでしょうか。
ギフトとしてもおすすめなので、今年のクリスマスに間に合わなくても、早めにオーダーして来年のバレンタインやバースデーにいかがですか?
参照元:HIGHSNOBIETY, HEMIWEAR