この赤と白のコントラストがきれいなボックス。URITROTTOIR。
一見するとプランターにも見えなくもないですが、実はこれ男子用のトイレです。
2つの箱から構成されていて、
上の出っ張っているところから排尿し、下の白い箱にはおがくずや木片が入っておりそこで排泄物を貯めます。
容量がいっぱいになると遠隔で通知、郊外へ運ばれたのち、堆肥として上のプランター部分や公園などに肥料としてまかれるというシロモノ。
上の箱の部分では花を育てることもできてしまいます。
パリの排水問題を解決する?
フランスでは「水を使用せずに、堆肥として利用できるトイレ」というのが、排水問題に取り組むために画期的な提案なようです。
現在パリでは2台が導入されています。
メリットも多い分、ただ、トイレの清掃や運搬のコストを考えると、
これを全国的に配備するにはまだまだ課題も多いようです。
トイレが汲み取り式になるのは少し若干時代錯誤な感じもしますが、
緑化活動にも貢献できるトイレ。
本来自分の体に取り入れたものを循環させている訳ですから、
上手く利用できるようにしていきたいものです。
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