欧州の格安航空会社(LCC)が今秋、遠く離れた東南アジアに進出します。ノルウェジアン(Norwegian)は4月下旬、ロンドン近郊のガトウィック空港とシンガポール・チャンギ空港を結ぶ直行便を開設すると発表しました。
運賃は179ポンド(約2万6000円)から。
ノルウェジアンは9月28日からロンドン=シンガポール直行便を週4往復で開設します。片道運賃はなんと179ポンド(約2万6000円)から。運航機材は2クラス344席の「ボーイング787-9」。LCCは一般的に標準座席数200席未満の「ボーイング737」や「エアバスA320」を使用するので、300席以上を備える旅客機の投入は異例。
ノルウェジアンが英国から東南アジアに乗り入れることになった背景には、航空旅客の志向の変化、航空機技術の進歩があります。欧州屈指のLCCは既にロンドン=米国直行便を運航するなど、長距離路線の開設に積極的で、大西洋を横断できるほど航続距離の長い「ボーイング787」を少なくとも13機保有しています。
日本発着の長距離直行便が運航される可能性。
それでは、日本発着の長距離直行便を運航するLCCは今後現れるのでしょうか。ノルウェジアンは片道約1万キロもあるロンドン-シンガポール間を、航続距離1万4140キロの「ボーイング787-9」で運航します。もし日本の空港に発着しているLCCが航続距離の長い旅客機を保有機材に加えれば、日本から遠く離れた都市へノンストップで行ける可能性は高まるはずです。
参照元:norwegian
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