自動車に乗る人を保護するという役目を終えたエアバッグとシートベルトがバックパックに生まれ変わります。使用済み自動車の部品で作られた『エアパック(Airpaq)』の製品化プロジェクトが7月上旬に始動し、目標額の1万ユーロ(約129万円)を大きく上回る資金を調達しました。
収納部と開口部をつなぐ留め具は・・・
『エアパック』は使い道がないと思われていた使用済み自動車の部品をふんだんに活用しています。荷物を入れるメインコンパートメントと開口部のロールトップはエアバッグ、収納部と開口部をつなぐ留め具はシートベルトのバックル、バックパックを背負うためのショルダーハーネスとバックパネルはシートベルトが使われています。
『エアパック』の正面中央では縦に縫い付けられているシートベルトとバックルが存在感を放っています。バックパックのロゴが入ったシートベルト部分にはファスナーが隠されており、バックルを開けなくても中の物を取り出すことが可能です。ユーザーにとってありがたいことに、個性と機能性が光るバックパックには防水加工がしっかり施されています。
クラウドファンディングで約600万円を調達。
ドイツ発の『エアパック』製品化プロジェクトは、米国のクラウドファンディングサイト「キックスターター」で多くのユーザーの支持を得て、4万6000ユーロ(約600万円)以上を調達しました(7月20日時点)。個性的なバックパックを探している人だけでなく、自動車が好きな人からの注目も集めていると思われます。
参照元:KICKSTARTER
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