指輪型の機器を用い、血液中の酸素濃度などをモニタリングし、睡眠中に無呼吸(呼吸停止)を繰り返しているかどうかチェックできます。米国発、『ゴートゥースリープ(GO2SLEEP)』製品化プロジェクトが11月、クラウドファンディングサイトのインディゴーゴー(Indiegogo)で公開されました。
睡眠中の心拍数や血液中酸素濃度をモニタリング。
あなたは寝ている時にいびきをかいていると家族やパートナーから指摘されたことはありませんか。日本の国立循環器病研究センターは無呼吸の前兆であるいびきをかいている人に専門医療機関への受診を勧めていますが、『ゴートゥースリープ』でも睡眠時無呼吸症候群かどうかの検査が可能です(無呼吸・低呼吸指数が高い人は専門機関で精密検査を受けなければなりません)。
スマホアプリと連動する『ゴートゥースリープ』を指にはめて眠りにつくと、1分間の心拍数や血液中の酸素濃度などをモニタリングできます。無呼吸になると、血液中の酸素濃度が低下し、心拍数は上昇します。また、指輪型の機器の中にはAI(人工知能)アルゴリズムが組み入れられており、AIが睡眠の質を高めるためのレポートやアドバイスを提供してくれます。
もし睡眠時無呼吸症候群だったら・・・善は急げ。
『ゴートゥースリープ』の製品化プロジェクトは11月末現在、2万9000ドル(325万円)以上を調達しています。睡眠時無呼吸症候群の患者は脳卒中、高血圧、心筋梗塞、糖尿病、不整脈などを合併しやすいと言われています。善は急げということで、自分の睡眠のモニタリングを希望する人はますます増えていくでしょう。
参照元:INDIEGOGO
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