- BIS(国際決算銀行)は、仮想通貨ユーザーが増加していくほど、信頼性と効率性が低下していく可能性について報告を行った。
- ネットワークでのどの通貨も価格安定への信頼性が不可欠としつつ、「仮想通貨における分散型ネットワークは脆い面がある」とも
- BIS調査部門であるヒュン・ソン・シン氏「通貨は利用者がいてはじめて価値がでる。国が発行している法定通貨は恒常的に利用されるが、仮想通貨は投機理由のものが多い。どちらもユーザーがいなければ価値は失墜していくだろう」と述べた。
仮想通貨と法定通貨、求められる要素とは?
国際決済銀行(BIS)は17日、仮想通貨について、拡張性がないと指摘した上、利用者が増えれば増えるほど、信頼性と効率性が失われる公算が大きいとする報告書を公表した。
BISは、大規模なネットワークで使われるいかなる通貨も、価値安定への信頼性と効率的に拡張できる能力が求められると指摘。
BISの調査部門のヒュン・ソン・シン氏は、国家の通貨は利用者がいるから価値があるが、仮想通貨を保有する多数の人々は投機目的で保有していると指摘。紙幣であれ、仮想通貨であれ、利用者がいなければ、価値はなくなってしまうと主張した。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180618-00000045-reut-bus_all
仮想通貨はどんな人にも利用されるものではなく、投機目的の人が多数という現状。
大規模な下落、流出によって、価値・必要性が失墜していく可能性もないとはいいがたい。
法定通貨はこれに対して、人々の間に浸透しており、当たり前のように使われるものであり、仮想通貨と比較すれば信頼性があることははっきりしている。
現状、仮想通貨が法定通貨と同様に扱われることは難しい。法定通貨とはあくまで違うという考え方でいたほうが良いかもしれない。
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