壁を縦横無尽に動きながら絵を描くロボットの誕生です。前もって打ち込まれた釘とワイヤーを利用し、壁に密着しながら、カラーペンを使って絵を描く『スクリビット』の商品化プロジェクトが6月、米国のクラウドファンディングサイト「キックスターター」で公開されました。
壁を動き回るロボットは熱でインクを消せる。
見た目がロボット掃除機のような『スクリビット』を使うには、コンセントがある壁、高い位置に打ち込まれた釘2本とワイヤー、Wi-Fi環境が必要。ロボットから出るケーブルをコンセントに差し、壁に描きたい画像・テキストをPC/タブレット/スマホの専用アプリにアップロードすると、ロボットは表面から貫くように差し込まれたカラーペンで壁に絵を描き始めます。
フランスで生み出された『スクリビット』は壁に描いた絵を消すことも可能です。壁を動き回るロボット裏面のポッドから発せられる熱(65度)により、壁に残ったカラーペンのインクはまるで魔法をかけたように少しずつ消えていきます。壁に何度も画像・テキストを描いたり消したりでき、しかもホワイトボードやガラスの壁や漆喰で塗られた壁でも同様に使えます。
ニュース・天気予報・つぶやきも壁に書き出せる。
『スクリビット』の商品化プロジェクトは2時間で成立し、86万ドル(約9450万円)以上の支援を集めています(6月27日現在)。他のアプリと連携すれば、最新ニュース・天気予報・友人のつぶやきなども壁に書き出してくれるロボットに魅力を感じる人は今後ますます増えていくでしょう。
参照元:KICKSTARTER
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