愛犬を怯えさせない!ノイズキャンセリング犬小屋に注目集まる

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飼い主より何倍も優れた聴力を持つ愛犬を突然の大きな音から守りましょう。フォード・ヨーロッパ(Ford Europe)は昨年12月、騒音を大幅に低減する犬小屋『ノイズキャンセリング・ケネル(Noise-Cancelling Kennel)』の試作品を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開しました。

犬小屋内にマイクとスピーカーを設けている。

米自動車大手のフォード・モーターの子会社であるフォード・ヨーロッパによると、イギリスで飼われている犬の45%が花火の音を聞くと怯えた様子を見せるとのこと。人間よりずっと音に敏感な犬は花火や雷の音にびっくりしてその場から逃げ出すこともあります。

そこで、フォード・ヨーロッパは多目的スポーツ車「エッジ」に導入しているアクティブ・ノイズ・コントロール(ANC)技術を活用し、突然の大きな音から犬を守る犬小屋を開発しました。小屋内に設置したマイクとスピーカーが花火の音などを検知し、その音を打ち消す周波数の音を流します。飼い主は花火大会の開始前、愛犬をこの小屋に入れれば、愛犬に恐怖を感じさせずに済みます。

販売されるかどうかと同じくらい気になること。

「Ford」のエンブレムが入った『ノイズキャンセリング・ケネル』はまだ試作品の段階です。販売されるかどうかだけでなく、車に導入済みのANC技術は人が暮らす部屋にも応用できないのかも気になるところ。強風の音でなかなか眠れない経験がある人もいるでしょう。「車以外の製品」に目を向けるフォード・ヨーロッパから今後も目が離せません。

FORD MEDIA CENTER

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