もしあなたが建築家、エンジニア、デザイナーでないとしても、この文房具がどんなものか興味を持つはずです。製図で用いる三角スケールがキャップになっている万年筆『ESCALA』の商品化プロジェクトが1月、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で公開されました。
キャップは中々お目にかかれないインチ定規に。
通常、三角スケールは6種類の縮尺の目盛りが刻まれていますが、『ESCALA』のキャップにはセンチメートル6種類(1:20、1:50、1:100、1:200、1:400、1:500)に加え、インチ6種類(1/32、1/16、1/8、1/4、1/2、1)の縮尺の目盛りまで付いています。様々な製図作りに役立つだけでなく、「1:100」の目盛りはセンチメートル定規、「1」の目盛りはインチ定規としても使えます。
どうしてもキャップに目が行きますが、ボディがアルミニウム製の『ESCALA』はれっきとした万年筆で、長く使える・使いたい一本です。ペン先はドイツ製の最高品質。インクの交換は付属品のシュミットK5コンバーターでボトルから吸入してもよし、カートリッジに付け替えるのもよし。インクを何度も交換していけば、斬新なデザインの万年筆にあなたらしさが付加されていくでしょう。
プロジェクトは3万ドル(約330万円)を調達。
万年筆に製図用具を組み合わせた『ESCALA』商品化プロジェクトは2月19日の時点で目標額を大きく上回る3万ドル(約330万円)以上を調達しています。450人超のバッカー(支援者)の中には建築家、エンジニア、デザイナー以外に、独創的な組み合わせに惹かれた文房具マニアが混ざっているかもしれません。
参照元:KICKSTARTER
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