付属品が大活躍!綺麗に素早く取り込めるスキャナーを使ってみた

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3万3800円~詳細ページ

注意。今回の記事は1700文字を超える長い記事ですので、冒頭で読者の皆さんに伝えたいことを71文字にまとめます。「見た目はスキャナーらしくありません」「フットペダルを使って素早くスキャンできます」「指サックで分厚い本を1ページずつ綺麗にスキャンできます」。

デスクの上に置きたくなるオーバーヘッド(非接触型)スキャナー『Aura』が今夏、日本に上陸します。昨年秋の段階でGIGAMENが取り上げていたことがきっかけで、販売代理店から発売前のスキャナーを無償提供して頂いたので、どれだけ便利かをレポートしていきます。

本体起動後に専用ソフトウェアのインストールを。

筆者宅に届いた段ボール箱の中には『Aura』本体、各種ケーブル類、ブラックマット、フットペダル、指サックなどが入っていました。デスクライトのように見えるスキャナーは実際に机の上を照らせます。ベースの右にあるノブを長押しするとライトが点灯し、それからノブを短く押すとモードが切り替わり、本体上部の小型ディスプレイにスキャンのプレビューが表示されます。

44×18cmとスリムなスキャナーをスムーズに使えるように少し前置きを。まず本体起動後に専用ソフトウェアをインストールしてください。PCへのインストールを先に行うと、USBケーブルでPCと本体を接続しても、スキャン用カメラを認識しない可能性があります。恥ずかしながら筆者がそうでした。

見た目がスキャナーらしくないスキャナーを使うイメージが湧くように、本体とマットを置くスペースにも触れておきます。対象物を載せるマットの幅は53cm。横に置くPCを考慮すると、机の幅は100cm超が理想です。もしスキャンのプレビュー画面にPCの端が映り込むほど幅が狭いデスクなら、[領域をスキャンする]を選び、対象物を取り込みましょう。

スキャン画像の文字を抽出、PDFとして保存可。

ここからは使用した感想をぽつぽつと。筆者の部屋には記事を書くのに必要な紙資料(主に図書館で取ったコピー)が山のようにありますが、「あの資料はどこに保管したかな」と探すのに一苦労することがしばしば。そこで作業用PCの横に置いても邪魔にならず、素早くスキャンでき、出力形式(Word、Excel、PDFなど)を選べる『Aura』を重宝しないわけにはいきません。

試しにファイルに押し込めていた紙資料をマットの上に出し、1枚ずつスキャンしてみることに。ソフトのスキャン画面で[フラットペーパー]を選び、スキャナーのディスプレイを見ながらマットに紙資料を置き、本体と専用ケーブルで結ばれたフットペダルを踏み、デジタルデータ化していきました。結果的に紙資料60枚を10分でPCに取り込めたのは、「足を使えた」ことが大きいです。

スキャンした紙資料はPCのドキュメント内に作られた「AuraDoc」の中にJPEGイメージとして保存されます。ソフトのホーム画面の[OCR]を押せば、画像ファイルの文字をPC上で検索できるように抽出し、PDFとして保存できます。このスキャナーを使えば、紙資料の山をなくすことができる上、探していた資料をすぐに見つけられます。今後の仕事の効率がグッと上がりそうな予感。

本の見開きは分割され、指サックは消去される。

最後に『Aura』で使える「魔法」について。ペラペラの紙ではなく、分厚い本をスキャンする場合、マットの上に置く本の両端を指で押さえる必要がありますが、そうすると本と一緒に指が映り込んでしまいます。しかし、このスキャナーには分厚い本を取り込む際の「秘密兵器」、黄色の指サック(左手用と右手用)が付属品に含まれています。

指サックの穴に人差し指を入れて親指をセットし、PCに取り込みたい本の見開きを指サック越しに押さえ、スキャンします。何ページも取り込むなら[手めくりで自動スキャン]が便利。ソフトのスキャン画面を見ると、本の見開きが自動的に分割され、1ページずつ綺麗に取り込まれているのが分かります。しかも映っているはずの黄色いアクセサリーが綺麗に消えています。まるで魔法。

『Aura』は7月30日までクラウドファンディングサイト「Makuake」から特別価格で購入できます。支援金額は1日現在、3550万円に達する盛況ぶり。スリムでデスクに置きやすいスキャナーに加え、綺麗かつ素早いスキャンを可能にするフットペダル、指サック、サイドライトといった付属品が発送されるのは10月以降の予定。ここまで読んでいただきありがとうございました。

参照元:Makuake

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