シンプルな部屋に合うお洒落な棚・傘立て・ローテーブルを今回は紹介します。スペイン発、組み立て方次第で3種類の小さな家具になる『Nid-O』の先行販売プロジェクトが今秋、欧州を代表するクラウドファンディングサイト「Ulule」で立ち上がりました。
物が少ない部屋にフィットするデザイン。
『Nid-O』の主な部品は形も大きさもバラバラな3枚の板。見た目が木材そっくりの板には細長い隙間が1~3本入っていて、この隙間を利用して十字型に組み合わせれば、必要最小限の物が置ける棚・傘立て・ローテーブルが完成します。大きさは70×42×33cmとコンパクト。シンプルな部屋の中で邪魔にならず、小さなオブジェや傘やコップが置ける場所を確保できます。
板3枚を十字型に組み合わせただけのユニークなデザインを最大限活用してみましょう。棚の脚部分はブックスタンドとして使えます。数冊の本しか持たない人はこのスペースで十分。また、ローテーブルの脚の役割を果たす板がテーブルの天板の端に突き出しています。邪魔な物に見えてしまいますが、スマホスタンドとして使えるなら悪くありません。
廃棄物から作られ、地球にやさしい処分が可。
『Nid-O』の材料は木材に見えますが、実は紙産業から排出されるセルロース廃棄物が元になっています。板は自然界の微生物によって分解され、リサイクルも可能。もし棚にも傘立てにもローテーブルにもなる家具を購入すれば、地球環境を守る活動の一翼を担うことになると言っても過言ではなさそうです。
地球にやさしい家具の先行販売プロジェクトの目標金額は1万ユーロ(約120万円)に設定されていますが、11月上旬現在、調達金額は2300ユーロに留まっています。デザイン性に優れ、棚としても傘立てとしてもローテーブルとしても使える家具は魅力的だと思うのですが、価格の高さがネックになっているのかもしれません。なお、発送先に日本が含まれていないのは少々残念。
参照元:ulule