顔の表情が分かる透明マスクの着用を好む人がいるように、顔をなるべく隠したい人に最適です。米国発、外から取り込んだ空気を浄化できるフルフェイスマスク「Blanc」の先行販売プロジェクトが今冬、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で公開されています。
ウイルスの侵入口(目・鼻・口)を飛沫・指先から保護
「Blanc」の見た目は私たちが普段付けているフェイスマスクではなく、スーパー戦隊のマスクにそっくり。卵型の白いマスクの上に目元を覆う黒のラインが横に入っているデザインは、見る人に不気味な印象を与えます。一方、口元だけでなく顔全体を覆う作りなので、顔出しで外を歩きたくない人、監視カメラに映りたくない人、表情を見られたくない人には最適です。
もしかしたら職務質問されるかもしれないフルフェイスマスクには磁石が内蔵されており、マスクを縦に二等分するように左右に引っ張ると分離します。分離して顔に装着し、付属のバンドで頭に固定すれば、ウイルスの侵入口である目・鼻・口を他人の飛沫やウイルスが付着しているかもしれない自分の指先から保護する準備が整います。
詳しい構造などが説明されていないのが少し気がかり
「Blanc」と顔の間を通る空気は上から下へ一方向に流れます。空気はマスクの上側から取り込まれ、左右に1枚ずつあるHEPAフィルターが花粉・ペットのフケ・タバコの煙・汚染物質を捕集します。フィルターを通過したきれいな空気は鼻・口を経由してあごの下から排出されます。ただ交換可能なフィルター2枚の寿命は2週間しか持ちません。
N95マスクレベルのフィルター性能を有する上、色も柄も選べるフルフェイスマスクの先行販売プロジェクトは12月下旬時点で、目標金額を大きく上回る33万ドル(約3400万円)を調達しています。日本からも約500人が支援していますが、プロジェクトページに詳しい構造・充電方法・装着者視点の見え方などが説明されていないのが少し気がかりです。
参照元:KICKSTARTER