テレワークが不可能な社員を抱える会社の責任者は必見。オーストラリアのElenium Automationは今冬、バイタルサイン(体温・心拍数・呼吸数)の測定と体調・行動履歴の確認を非接触で行えるキオスク端末「HealthGate」の紹介動画を公開しました。
ビデオ通話で医療従事者とやり取りすることも可能
「HealthGate」は主要なバイタルサインを測定するほか、キオスク端末の画面に体調を問う質問と[Yes][No]の二択を表示します。職場の入口に置けば、社員・来訪者の健康チェックを簡単かつ正確に実施でき、新型コロナウイルスが持ち込まれるリスクを低減できます。入口が密にならないように、出社前にアプリで質問に答えられる仕組みも用意されています。
体調確認の結果、病気の疑いがあると判定されたらどうなるのでしょうか。設定次第になりますが、タッチレスで操作できるキオスク端末の目の前で、ビデオ通話を通じ、医療従事者とやり取りすることが可能です。ただし端末は、呼吸器の病気の疑いがある人を見つけやすくなるとはいえ、新型コロナウイルス感染症などの特定の病気を診断できるわけではないことに注意が必要。
職場・病院・介護施設などの入口に置くことを想定
「HealthGate」は画面がタッチパネルだと新型コロナウイルスに触れるリスクがあるため、音声や頭の動きで操作できる仕組みになっています。ただ音声での操作は口からウイルスを排出しかねないので、頭を軽く動かす方がベターでしょう。ユーザーが頭を動かすと、画面上のカーソルも動きます。
赤外線カメラ・高解像度RGBカメラ・温度センサーを備えるキオスク端末について、Elenium Automationは職場だけでなく、病院・介護施設・ホテル・ショッピングモール・空港・建設現場・観光スポットの入口に置くことを想定しています。実際、導入済みの病院や空港も存在します。豪州発の端末が世界中で導入されることに期待せずにはいられません。
参照元:HealthGate