GIGAMENは2019年11月、英国発の食べられるストロー「STROODLES」を取り上げました。そのWebサイト内のブログで、もっとサステイナブルになれるアプリの一つに、ドイツの検索エンジン「Ecosia」が紹介されていました。いったいどんな検索エンジンなのでしょう。
毎月5万トン以上のCO2を大気から除去している
PCから「Ecosia」にアクセスすると、検索バーに「Search the web to plant trees…」の文字が浮かんでいます。つまり検索すればするほど、地球環境を修復するための植林に貢献できるのです。検索エンジンが利益の8割以上をNPOなどに寄付してきた結果、アフリカなどで1億2000万本以上の木が植えられました(3月中旬現在)。
「Ecosia」はカーボンネガティブ(CO2除去量が排出量を上回ること)を実現しています。STROODLESのブログによると、ドイツの検索エンジンによる植林支援によって、地球温暖化の原因の一つであるCO2が毎月5万トン以上も大気から除去されているとのこと。なお、検索エンジンのサーバーは太陽光発電で生み出された電気で稼働しています。
「データを売らない」などプライバシー保護にも熱心
「Ecosia」は植林支援による地球環境の修復だけでなく、プライバシーの保護にも熱心に取り組んでいます。ユーザーの検索履歴を保存せず、どのWebサイトを訪れたかを追跡せず、データを広告主に売らず、検索履歴をSSLで常時暗号化しています。ドイツも加盟する欧州連合(EU)は個人データの取り扱いを厳しく規制しています。
検索するだけで植林に貢献できる「Ecosia」のURLはhttps://www.ecosia.org/です。iOSとAndroid向けのアプリも存在するので、植林支援に興味のある方はスマホやタブレットにインストールしてみてはどうでしょう。
参照元:ECOSIA