英国中部リーズに本拠を置くイラストレーター、Bronteさんは今春、米国のクラウドファンディング(CF)サイト「Kickstarter」において、支援者(または誰か)の似顔絵を描き、その絵をプリントしたマグカップ「Personalised Portrait Mugs」を制作するプロジェクトを成立させました。
支援者からの出資金でプリンターとプレス機を購入
「Personalised Portrait Mugs」制作プロジェクトの流れですが、まず似顔絵がプリントされたマグカップを作るのに必要な昇華プリンターとマグカップ用プレス機を支援者からの出資金で購入し、Bronteさんのホームスタジオに設置します。彼女は出資に対するリターンとして、支援者が作成を希望する似顔絵をデジタルで描き、その絵をマグカップにプリントし、発送します。
似顔絵は支援者から提出してもらう高画質画像を基に制作されます。マグカップの完成イメージを見ると、トップスを含む上半身がポップでかわいく描かれ、その背景には円、似顔絵の下には名前が入っています。10代からイラストレーターの仕事を始めたBronteさんはペットや趣味アイテム1点を追加で描くオプションも用意。ペットを飼う支援者には嬉しい「提案」です。
プロジェクトページはCF実行者が手本にすべき出来
自分のマグカップを他人に使われたくない人にうってつけの「Personalised Portrait Mugs」制作プロジェクトは4月上旬に終了しました。支援者は5月の発送を心待ちにしていることでしょう。Bronteさんの作品や今後の展開が気になる人は彼女の公式サイト(https://www.brontelauraillustration.co.uk/)にアクセスしてみてください。
もし駆け出しのイラストレーターなどが今回の記事を読み、自分の作品を世に広める(ための何かしらの)ヒントを得ることができれば幸いです。Bronteさんのプロジェクトページは分かりやすい実績紹介といい、調達した資金の使い道の丁寧な説明といい、CF実行者にとってお手本のような作りになっています。
参照元:KICKSTATER