米国発、踏むだけで入浴後の身体を乾かす上、マイナスイオンを放出するボディドライヤー「FreshDry」の先行販売プロジェクトが今秋、米クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で公開されました。
「温/冷風」と「弱/強風」を選べる。操作は足で行う
「FreshDry」の形状は私たちが「ドライヤー」と聞いて連想するものとはかけ離れており、風呂場にある物なら、ボディドライヤーはむしろ体重計に近いと言えるでしょう。重さセンサーを内蔵しているので、踏み台に上ると、自動的に送風を開始し、降りると自動的に送風を停止する仕組みになっています。風呂上がりにサッと使えます。
既に市場に存在するボディドライヤーと同様、「温風/冷風」と「弱風/強風」を選べます。季節に応じて入浴後の身体を乾かす風の温度を変えることができ、強風モードにすれば、より早く身体が乾きます。操作は踏み台の前にあるパネルを足の指で押すことで行えるので、いちいちかがむ必要はありません。
マイナスイオンの効用は不明。説明は全体的に不十分
「FreshDry」先行販売プロジェクトの実行者は、マイナスイオンが肌を潤いのある柔らかいものにし、ストレスの軽減や憂鬱な気分の緩和をもたらすと謳っています。しかし、そうした効果、特にストレス・憂鬱を本当に軽減するかどうかを示す科学的な根拠は示されていません。マイナスイオンの効用に期待すると、後で大いに失望する可能性があります。
実を言うと、Indiegogoに登場したボディドライヤーはAmazon.co.jpで昨年12月に発売されたものに酷似しています。Indiegogoの方が安いですが、電源コードの長さや防水性能の説明はなく、実際にどれくらい濡れた身体を乾かせるのか、動作音はいかほどかも紹介動画からは分かりません。「問題のあるプロジェクト」と言われても仕方なく、支援には注意が必要です。
参照元:INDIEGOGO