TYPはThrow Your Phone(スマホを投げよう)の略です。ドイツ発、高所からの自撮りを可能にする紙飛行機型スマホ保護用キット「AER TYP」の製品化プロジェクトが今秋、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で公開されました。
映像も駆使し、十分なスマホ保護対策をしていると強調
「AER TYP」の使い方ですが、まず衝撃を吸収するバンパーの中に手持ちのスマホを挿入します。次にヘッド(機首部分)を組み立て、スマホを入れたバンパーをストラップで固定します。最後にヘッドにウィングを挿し込めば完成です。後は紙飛行機感覚で投げるだけで、ダイナミックな空撮映像を撮影することができます。
気になるのはスマホが壊れないかどうかです。スマホを挿入するバンパーは頑丈な素材で作られており、カメラレンズ保護ガラスも備えています。PR映像では5階建てのビルの屋上から落とす、サッカー感覚で強烈に蹴り飛ばすなどしても、スマホが無事であることが強調されています。なお、紙飛行機型キットは防水性能を有しておらず、海などでは水に強いスマホを使う必要があります。
人々の不安を過小評価?GoPro用キットは販売中
しかし「AER TYP」製品化プロジェクトの実行者、AERは10月半ば、プロジェクト成立が困難と考え、資金調達を中止しました。高所からの自撮りを可能にする紙飛行機型GoPro保護用キットの製品化プロジェクトは過去に成功していますが、ネットユーザーの不安、すなわちスマホ=高価な生活必需品を投げることへの不安を過小評価したのかもしれません。
それでもダイナミックな空撮映像を簡単に撮影できる上、ドローンのように許可を取る必要が無いAER製品は注目すべき存在です。GoPro保護用キットが気になる方はAER公式サイト(https://www.aervideo.com/)にアクセスしてみるといいでしょう。
参照元:KICKSTATER