香港発、完全ワイヤレス(無線)イヤホンとしてもCDスペック以上のハイレゾ音源を楽しめる有線イヤホンとしても使える「Zophia Wire.less Earphone」の先行販売プロジェクトが2月下旬、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で成立しました。
高再現性が特長のMQAに対応したDACも
ハイレゾをスマホで再生するにはハイレゾ対応再生アプリとハイレゾ対応DAC(デジタル信号をアナログ信号に変換する機器)が必要です。「Zophia Wire.less Earphone」は付属のUSB-DACケーブルを接続すれば、スマホでハイレゾを聴けるようになっています。
「普段は無線イヤホンでいいけど、時々は好きな音楽を高音質(PCM 384kHz/DSD 5.6MHz)で聴きたい」という人にとって“有線化”は魅力的に映るはずです。しかも低容量・高再現性が特長のMQAに対応したDACケーブルのオプションも用意されています。
ちなみにMQAバージョンのDACケーブルのサンプリング周波数はPCM方式だと最大768kHz、DSD方式だと22.5MHzもあります。
3年前に公開したプロジェクトの勢いには及ばず
「Zophia Wire.less Earphone」の無線イヤホンとしてのスペックですが、Bluetooth 5.2搭載により、超低遅延再生を実現し、コーデックは「aptX」など3種類に対応。再生時間は5時間(充電ケースでプラス20時間)。何よりケーブルが腕に絡まないのが有線にない魅力です。
ハイレゾを楽しめる上、付属のケーブルがあれば充電切れを気にしなくて済む無線イヤホンは最終的に94人から 11万香港ドル(約160万円)を調達しました。ただ2019年にUSB-DACケーブル「Ztella」で57.8万香港ドル(約860万円)を集めた勢いには及ばず。
なお、「Ztella」は「Kibidango Store」で好評販売中です。
<参考元>Kibidango Store