室内栽培初心者でも植物をすくすく育てられます。米国発、見た目が冷蔵庫を連想させる大容量のスマート水耕栽培器「abby」の先行販売プロジェクトが今春、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で立ち上がりました。
野菜がよく育つのに理想的な環境が揃っている
「abby」は見ての通り巨大で、幅40×奥行き40×高さ122cmもあります。土を使わない水耕栽培器はさまざまなタイプが販売されていますが、これほどのビッグサイズは稀です。しかも栽培器の中に仕切りがないので、なんと高さ80cmの野菜も室内で育てることができます。
「abby」の中では野菜もハーブもグングン成長しますが、それは日光・水・空気がスマートに管理されるからです。植物の室内栽培に重要なLEDライトは屋内型農園で実績があるサムスン電子の「LM301H」を採用し、カーボンフィルターで栽培器内外の空気はきれいに保たれます。
助言サービスは有難いが、収穫例紹介も欲しい
土要らずの「abby」での野菜栽培法をざっくり説明すると、手のひらサイズのプラントバスケットの中に苗を入れ、栽培器の扉を開け、バスケットを挿入するだけです。後は専用アプリで苗の状態などを確認しつつ、週1ペースで水を変え、肥料を与えるだけで、どんな品種もよく育ちます。
音声操作にも対応し、専用アプリで専門家から助言を受けられる「abby」の先行販売プロジェクトはリターンが高額な上、発送先が限られているにもかかわらず、5.7万ドル(約700万円)超の支援を得ています。野菜の収穫量の具体例があれば、支援はもっと伸びるかもしれません。
<参考元>Kickstarter
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